過去世はあるのかないのか。
輪廻転生を否定している宗教などには、過去世などないし未来世もないということになるだろう。
あるかないか、それは誰にもわからない。
昨日紹介したヒプノセラピーでは、過去世はもともと非科学的なところではなく医療現場で「あるだろうこと」を認められたものだ。
それでも、前世があるかどうか、過去世があるかどうか今は証明はできないということのようだ。
ただ、チベットのダライラマ14世法王やパンツェンラマ11世は、それぞれチベットで輪廻転生を繰り返していると言われており、チベットだけでなく世界中で尊敬される存在である。
また、キプロスの賢者ダスカロスなどは、殆どかけることなく前世の記憶をもっていたと言われている。
こうなると、やっぱりあるのかなあ?と凡人はつい思ってしまうのである。
昔のテレビなどでは過去世がブームになったとき霊能者と思しき人物から
「○○さんの前世は王様だったいや貴族だったもしくは歴史上の人物だった」とかそういった貴賎や地位、有名無名に焦点をあてて紹介されるふしがあった。
これとて本人は勿論他人も確認しようのないこと。
確認したところでどうなるというのだろう。
さらに、歴史とは、勝者の歴史であって真実の歴史ではないという点を注意しなければならない。
それを思うと、過去世があるというなら、過去に誰であったかというよりは、どんな生涯を送ったかということにスポットを当てて今の自分に照らすほうが有益に思える。
私としては、しかし今現在困ったことなどないし、今をきちんと生きればこれからも困ったことなど起きないと確信しているので、過去世を詮索する必要はないと考えている。
過去世で犯した過ちや起きた事件、性向などが今も強く影響を及ぼしていると思い込むのを、まずやめてみることだ。
今自身の置かれた状況がどんなものか冷静に観察し、全くの思い込みだと気が付いたなら今を生きることを優先したほうがいいのではないか。
ただ、どうにも理解できない恐怖や志向がある場合で人生を生きる上で支障があるなら、情報を集めて適切な治療などを受けるのが良いと思う。
その選択の一つにセラピーを紹介してみた。
他にも心療内科や精神科、ヒーリングなど最近はネットで検索すればいろんな情報があるのでそれを検討されてはいかがだろう。
情報がありすぎて溺れるのに、用心は必要だが。
そうは言っても、過去世を知りたくないワケではない。
ちょっと野次馬根性があるのは、確かだ。
どこそこのお姫様だった、なんて言われたら舞い上がってしまうかもしれない(/ω\)←おばか
過去世があるかないかは、誰にもわからない。
けれど、過去世療法をうけることによって有益な情報を得られたり、今の自分の傾向が腑に落ちたり、これから生きる上で背負う必要のない荷物を降ろす機会になるかもしれない。
それなら、必要な人が利用することは大変有意義ではないかと思うぶどうであった。
マダムは今を生きる女。大切な人生を生きるツールを上手に使うべし