私は持ち家じゃない。
転勤族で落ち着き場所がないから、借家暮らしである。
よって引っ越すたびに借家のコミュニティに入り、町内会に入ることになる。
借家のコミュニティは場所によってばらつきがあるが、町内会は結構似た感じだ。
借家の班なのでそれほど入れ込むこともなく、なんとなく町内会費を払って限られた町内会のイベントに参加するくらいだ。
借家のコミュニティは、それこそ似たような年代の人が多く、幅は大きくとも20歳くらいだ。
しかしそこに住む人の意見はさまざまで、つい最近も正直こんなに考え方が違うものかと心の中で驚いたばかりだ。
人の意見が全く同じなのは不気味だし、違うことは大いに結構なことだ。
それぞれの見方で意見をするのもいいと思う。
しかし自分の立っている場に固執しすぎた発言もどうかと思う。
全体になるべく平等に、多くの人にメリットがあるようにはかり、見方にバランス感覚が必要だ。
人が複数いればそれだけ分の意見があり、それをまとめるのも大変なこと。
今は借り物のコミュニティだが、いずれどこか腰を落ち着けるところを見つけようと思う。
そのときは、コミュニティに参加し自分が暮らす場所で生き生きとしたエネルギーが動くようにしたいものだ。
それまでは訓練期間と考えて、意見すべきところは意見し、見守るところは見守り、余計な口出しや手出しをすべきでないところでは任せるということを学ばないといけないようだ。
マダムは、地域に根ざす女。コミュニティへの参加のあり方を学んで円滑な社会の礎を作るべし