
w-inds.くんのニューシングルが発売されました。
w-inds.くんの今回のシングルに収録されている『You & I』と『Chillin' in the daydream』は、実はカバー曲なんですね。

どちらの原曲も、JACK RABBITZのアルバムに収録されています。
w-inds.ファンの皆さんは、w-inds.バージョンから聴いた方のほうが圧倒的に多いと思うのですが、
私は、茨城県音楽祭とAAA日高光啓くんがきっかけで、JACK RABBITZバージョンの方から先に聴いていたんですね。
特に『Chillin' in the daydream』はとてつもなく気に入り、スーパーヘビロテしました。
そして後日、w-inds.くんがこの『Chillin' in the daydream』をカバーすると知ったので、とにかくw-inds.くんの新曲発売を心から楽しみにしておりました。
実際発売されて、w-inds.バージョンの2曲を聴いた感想は…
…『You & I』はそーんなにすさまじく変わってないけど、『Chillin' in the daydream』はアレンジ思い切ったなーと率直に思いました。
ということで、大好きな『Chillin' in the daydream』をJACK RABBITZ版とw-inds.版で比較しつつ、私なりに双方の魅力について語りたいと思います。
まずJACK RABBITZ版は、アレンジで優しい音をチョイスしているため(ピアノやシンセパッドなど)、聴いていて非常に心地いいんです。リズムもそこまで強調されているわけでなく、リズムに隙間があるのも心地よさを増幅させています。
完全に好みの問題なんですが、昔からシンセパッド系の音が好きなんですよね。自分で作曲・アレンジする時も、パッド系の音は多用しちゃうんですよね。
JACK RABBITZ版は、シンセパッドの音の使い方が見事というか、私の好みにどんぴしゃりなんです。ゆるやかな風が吹き抜ける気持ちよさだったり、ゆっくり浮かび上がって、フワフワ漂ってる気持ちよさだったりを感じているようです。
ほんの少しだけ気分が昂揚する感じの盛り上げは、フレーズの繋ぎめで主にスネアを2小節分だけ鳴らすことで表現されているような気がします。
そして、何と言ってもバイリンガル集団だけあって、歌もラップも英語の発音が気持ちいいー!!
というわけで、JACK RABBITZ版はまさにチル、曲全体が気持ちよさでできています。晴れた日に、目を閉じてまったりしながら聴いていたいです。
対してw-inds.版、もはやチルじゃない…と言えるくらいに盛り上がり方がすごいです。ファンの方で『ドラマチック』と表現されていた方がいらっしゃいましたが、本当にそんな感じです。最初はチルってたけど気分の昂揚が抑えられず、壮大な白昼夢を見ている…という感じ。
JACK RABBITZが曲全体にシンセパッド系を使用していたのに対して、w-inds.版は今の時代に多用される流行りのエレクトロ音を前面に出しています。
イントロは、これから壮大な何かが始まることを予感させるような出だしです。
そして、JACK RABBITZ版では盛り上げるのにスネアで2小節しかかけなかったところを、何とw-inds.版はサビまで8小節かけて盛り上げてます!シンセで低いD#をベースに鳴らし続けながら、タムでドカドカ、シンバルでドシャドシャ、パーカッションを細かく鳴らしてサビに向けて盛り上げていきます。8小節もかけて盛り上げるから、サビに向けてものすごいエネルギーが貯まるんですよ。飛行機が長い滑走路を走った後一気に飛び立つ感じといった感じでしょうか?ここがw-inds.版『Chillin' in the daydream』はドラマチックだと言われる所以です。
そう、リズムが強くて、ほぼ隙間がなく、いろんな音が常に鳴りまくっているのがw-inds.版『Chillin' in the daydream』なのです。
私がw-inds.くんがこの曲をカバーすると知って、イチバン心配だったのはラップ。何せ原曲はバイリンガルラッパーのラップ、そうそう簡単にあの雰囲気は出せない…下手すればカッコ悪くなってしまう…とにかく心配でした。が、w-inds.くんは上手にこなしてくれました。
今回の『Chillin' in the daydream』では、リーダー千葉涼平氏が本当によく頑張ってくれたと思っています!(あ、もちろん龍一くんや慶太くんも素晴らしいのですよ)
JACK RABBITZの原曲のよさをイチバン継承してくれているのは涼平くんのラップだと思いました。JACK RABBITZのラップの英語の発音とかフロウとか雰囲気とか、とにかくよく再現できてる!!涼平くん、So Coooool!(涼平くん、ストイックだから、相当練習したんじゃないでしょうか?分かりませんが)
あとは個人的な好みの問題ですが、慶太くんのボーカルはもちょっとエフェクトがかかっていてもよかったかな~と。
リズムがとにかく強くて、音を強調するところがはっきりしているのは、やはりw-inds.がダンスユニットであり、踊ることが前提だからなのでしょう。ファンの皆さんのライブレポを拝見させていただいていると、『Chillin' in the daydream』のライブパフォーマンスはめっちゃ好評で、嬉しい限りです!!
どちらの『Chillin' in the daydream』も違ったよさがあって、どっちもヘビロテしてます。
w-inds.ファンの皆さんにもJACK RABBITZ版の『Chillin' in the daydream』を是非聴いてみていただきたいです。
それではまた
