GW中から地味にではありますが、実際にK-POPを聴いてみて、

『K-POPに対抗できる国産アイドル・アーティストはどうすれば生み出せるのか?』

…について考察してました(単純に好きな曲をヘビロテしてただけという噂もあります←)。




まず、結論…というか、模範解答。

あそことか、大手広告代理店を超える巨大な力。

ですね。

『小公女セーラ』のお父様のご友人のようなスーパー実業家にスポンサーになってもらう。

そうすりゃ一発ですよグッド!




…すいません、でもふざけてませんよ。

ジャ〇やK-POP見ていて、『巨大な力』は売り出す・生き残るのに不可欠だとあらためて思いました。

…だって、某TV局のK-POP推し、すごいんだもん。

だったらジャ〇やK-POPに負けない『巨大な力』を得て対抗するか、世論の大きなうねりを生み出すしかないでしょ。




まあ、でもここは音楽ブログ(あ、そんなことないですか?すみません)のはしくれなんで、音楽性を踏まえて考察していきたいと思います。




『K-POPに対抗できる国産アイドル・アーティスト』を考えるにあたり、

VISIONアーティストになじみの深い今井了介さんの2日前くらいのTwitter(BIGBANGのライブに行った感想)とAAA日高光啓くんの4日前くらいのTwitter(『良い物』と『クオリティの高い物』とw-inds.について)を是非読んでみて下さい。




まず、K-POP男性陣の音楽を聴いて思ったこと。

まずBoAちゃんやS.E.S.など女性陣から台頭してきた頃にも地味に感じていたことですが、

声質や発声法が似てると思います。

韓流全体の特徴なのかもですが、やたらめったら皆さん歌いっぷりがよいなと。

そして、徹底した『作り込み』。

ボーカル自体が徹底的に鍛えられていることもそうですが、声にかかるエフェクトや音の隙間を埋めるコーラスワーク(本人達の時もあるし、女声コーラスの時もあります)が凝ってます。

韓国ではリップシンク禁止法が始まるようですが、ライブでCDと同じクオリティを実現できるかはまた別の問題なので、パッケージされているものであれば、ダンス系アーティストは声にエフェクトかけてなんぼ。

日本のアイドルやアーティストは韓流に比べると『作り込み』が足りないのではないかと思いました(予算の問題なのか、時間の問題なのか、はたまたアーティストの努力の問題なのか)。




で、実際聴き比べてみました。

あらかじめ誤解のないように書いておくと、

以下に取り上げるアーティスト達自体は全員大好きだし、楽曲も大好きだということ。比較なので順序をつけてしまいますが、私個人の感想・意見なのでご了承下さい。




韓流代表はSHINeeの『Love Should Go On』。

日本のアーティストで考察するのに聴いた楽曲は以下の通り。

DA PUMP『Thunder Party』
三浦大知『The Answer』『Magic(KREVA Remix)』
w-inds.『Let's get it on』
Lead『Speechless』
AAA『Love@1st Sight』
松下優也『Trust Me』

です。

まず、VISION内4アーティストで、K-POPに対抗できる度を(あくまでも個人的意見で)順位付けすると…

三浦大知≧w-inds.>>DA PUMP>Lead

ですね~私の中では。

それでは上記4アーティストについて少しばかり。

まず、三浦大知くん。

歌・ダンスどちらをとっても、文句なく韓流に負けてないし、実力前提の上でのコーラスワーク等の作り込みも完璧です。

そして、Folder時代からファンを公言したり、実力を認めてくれるアーティストや協力者に恵まれている点もデカいと思います。

RHYMESTERにKREVAさんなどなど、HIPHOP界の大物にも認められている…そりゃ~クオリティも高くなるわ。

だから、大知くんに関してはあまり心配していないのです。もちろん大知くんの素晴らしさは知られて欲しいし、K-POPが持て囃されるなら、大知くんも持て囃されてくれよおお!!という気持ちでいっぱいですが、例えセールス的に派手に売れなくても、良さを認めてくれる周囲の方々に支えられて、長期的に活動していけると思います。

あと、多彩な大知くん、実はラップも上手い。あれだけのリズム感です、本格ラップも練習次第でものにしてしまうと思います。

続いてw-inds.。

彼等は努力の人々だと思います。

韓流をリスペクトしながらも、作り込みにこだわりが感じられるところが現在のw-inds.のよいところかと。

そして、VISION内では圧倒的に多いファンの数。

彼等なら、クオリティを高めるためにいくらでも作り込むだろうし、その努力も惜しまないだろうから、

日本で十分に認められないというなら、アジアに飛び出して韓流やアジア勢と勝負すればよいと思う。

次はDA PUMP。

DA PUMPは難しいよ…。

思えば2009年の夏…『Thunder Party』を初めて聴いた時…

ISSAの声と相性のよいAT楽曲+イマドキプロデューサーによるアレンジ…そして過度な作り込みすら必要ないISSAの圧倒的な歌声…

…実力的に考えても、韓流に対抗できるアーティストNo.1なのに…

『Thunder Party』では、これでDA PUMPの時代がもう一度来る!!と思って涙したもんだけど…

…来なかったorz…

原因としては、ISSAの実力とは全く無関係な世間一般的なイメージの固定化にあると思います。悲しいかな、それがDA PUMP復活の最大の障害になっている気がします。あとはISSAの声は人を選ぶ声かなと。好みが分かれやすいと思います。

そもそも、ISSAはライブでの評価が高いんだから、ライブで実力アピールしていかなくてどーする!!?って感じです。

小さなライブハウスとかジョイントイベントとか、回ればいいんですよ。

あと、HIPHOP界でも大知くん同様にISSAの実力を認めてる方々もいるんだから、そーゆー方々に理解を得て応援・協力してもらいましょうよー!!

『日本の宝』(by 富樫師匠)ISSAの歌声+世界一のダンサーKENZOくん+様々なジャンルでのダンスのスペシャリスト(+個性派俳優)を抱えるDA PUMPが…こんなところで終わっていいのか!!?よくないでしょ!

頑張ろーよ、DA PUMP!

Leadはもっともっと難しいです。

発声法や気質がアイドルなのに、洋楽路線に舵をとろうとしているからです。

『Speechless』は大好きな曲ですが…どーしてもSHINeeと比較してしまうと…コーラスワークの作り込みが不足していると思います。

『Speechless』で1番好きなのは、鍵本くんの歌うAメロで、サビに向かうにつれて、私のテンションが落ちていきます。サビはもーちょっと何とかならないもんかな?コーラスワーク…と思います。

でも谷内くんのラップは韓流に負けてないと思います。それは実際、いろんな韓流を聴いて実感しました。

谷内くんのラップ大好きなんですが…AAAの日高くんと比較して足りないと思うところは『自信』というか『自己顕示欲』ですかね。

きっと優しい性格でシャイな性格だからだと思うのですが、彼にはもっと「俺が、俺が」くらいの強烈なオーラでラップして欲しいです。

歌唱力は低くなく(むしろアイドルとしてはかなり高い)、歌唱法の問題なので、古屋くん・鍵本くん・中土居くんを活かせるメロディライン・エフェクト・コーラスワークに恵まれて欲しいと切に願っています。

アルバム『Feel The Vibes』くらい高い完成度が欲しいです。

いや~このアルバムは完成度高いですよ!プロの方々によるコーラスワークといい、適度なエフェクトといい…『黄昏グラデーション』はヘビロテしすぎて、とうとうiPod再生回数6位まで昇りつめてきました!!




非VISIONで、勢いと会社の推し具合的に、作り込みでいくらでも韓流に対抗できるのがAAAの男メンと松下優也くんかなと。

特に、AAAの『Love@1st Sight』では、西島くんと末吉くんにかかってるエフェクトとフェイクが本当に素晴らしいと思います。

てかね、今だから、もう一度男メンだけで勝負してみるべきですよ。作り込み次第では、韓流に1番近いアーティストになれる可能性があると思いますよ。HIPHOP界でも確実に認められつつある日高くんがいるんだから。




もしも予算を渡されて、好みのステキアイドルグループを作っていーよと言われたら、選抜メンバーを構成しますね。私的には↓

西島隆弘(AAA)
末吉秀太(AAA)
日高光啓(AAA)
古屋敬多(Lead)
谷内伸也(Lead)
金子恭平(元FLAME)

こんな感じ(あくまで好みです)。DA PUMPとw-inds.はグループ内でクオリティを高めていただきたいので入れてません。

末吉くんと古屋くんは現東方神起くらい鍛えたい(この2人にはめちゃくちゃ期待してるんですよ…)。

日高くんと谷内くんで2MCでラップ。

西島くんと金子くんでメインをはってもらう。




まとめますと、

韓流を聴くような耳の肥えた方々に振り向いていただくには、やはりクオリティを同等に高めなければならないことは最低条件、その上で『巨大な力』が必要、『巨大な力』が得られないならそれ相応の工夫が必要…だと思いました。




韓流の素晴らしさも十分認めた上で、やはりここは日本なので、高品質国産アイドル・アーティストはいて欲しいです。




ここまで読んでいただいた皆さま、お疲れ様でした&ありがとうございました!

それではまた!!