
ブログネタ:2009年、観てよかった映画は? 参加中
満島ひかりちゃん!
『第34回報知映画賞・新人賞』
『TAMA映画賞・最優秀新進女優賞』
受賞おめでとうございまーーーーーーすっ!!煜





てなわけで、やっぱ『愛のむきだし』だよね


雑誌『オトナファミ』でも

エンタメ業界1,000人にアンケートを実施した、2009年『掘り出しエンタランキング・邦画部門第1位』!

まあ、今でこそこれがきっかけでAAAに興味がわいて引き込まれちゃったけど、
もともとはひかりちゃんを観に行きたかったの。
だってね、Folderが大好きで、小学生のころから知ってるひかりちゃんが、映画にて
『同性愛や自慰行為の演技に挑戦する』
…なんてニュースを見たらね~見たくなります。
ひかりちゃん、ホントに素敵だった淼

で、『愛のむきだし』なんですが…
映画の最初のほう、AAA西島隆弘くんがはじめて登場したとき、個人的に衝撃が走りました。
えっ!瀨瀨瀨
い、イメージと違う!瀨瀨瀨瀨瀨
…それまでの西島くんのイメージが『チャラそう』だったから。
西島くんだけというより、当時のAAA全体のイメージだけど



何か、育ちのよさそうな素直で純粋なオーラにびっくりすると同時に、話が進むにつれてどんどん彼に引き込まれました。
西島くんの女装姿のアクションも素敵でしたね。サソリさん淼

そうそう、どんな話なのかというと(※つたない文章力で表現してみます)、
ユウ(西島隆弘くん)はお父さん(渡部篤郎さん)が神父さんなのですが、『ある事件』をきっかけにお父さんが豹変してしまいます。
で、息子であるユウに『罪の告白』を強要しだします。
この『罪の告白』なんですが、「クラスメートの消しゴムをちぎってやりました」とかじゃ認めてもらえないし、「困っている老人を助けませんでした」では嘘を見抜かれてしまい、
ついにはお父さん、そんなユウに見切りをつけて家を出ていっちゃいます。
そこでユウが仲間の助言をもとに始めたのが『盗撮』。神父だから、『性』に関する告白には敏感だろうと。
この作戦(?)が見事的中、盗撮をしていることを告白すると、ユウをぶん殴ります。
「これまで神父としてとりすまして罪を赦してくれていた人が、初めて『父親』になった」
というお父さんへの思いから(=愛情の飢餓?)、盗撮もエスカレート、盗撮の罪を告白するたびに殴られることに喜びを感じるようになります。
「もっと殴ってくれよ!」
そんな思いもむなしく、ついにお父さんに会ってももらえなくなります。
お父さんに『捨てられた』ユウは、しばらくはそのことを忘れ、仲間と楽しい生活を送っていましたが、仲間との『賭け』に負けたユウは罰ゲームとして『女装』して街を歩くことになります。
『女装』したまま喧嘩に巻き込まれ(※ちなみにユウは喧嘩が強い)、そこでヨーコ(満島ひかりちゃん)に一目惚れしてしまいます。
ヨーコも女装したユウに恋心を抱きます。
ヨーコのことが大好きなユウは男の子のままヨーコに熱烈アプローチするのですが、かえってそれで嫌われてしまい、
『本当の自分』は嫌われているのに、『女装の自分』は惚れられている…という奇妙な三角関係に思い悩むハメになります。
そんな2人に新興宗教(ゼロ教会)の魔の手が忍びよります。
…というのがあらすじです。
板尾さんが出ていたり

大好きな漫画家さんが『役者』として出ていたり。

映画がきっかけで、憧れの古屋兎丸先生にファンレター書いちゃったもんね。作品の感想と、
「AAAの西島くんとの〇〇のシーンは最高でした!」
というのを書いて…
そしたら『コミックバンチ』で連載中の『人間失格』から葉蔵の手書きイラストを送って下さいました焏
そーゆー意味でも、ちょっぴり夢を叶えてもらっちゃいました淼

あと、園監督は『いい音楽が鳴る映画』を作りたかったらしく、そのこだわりから使われている音楽が
・ゆらゆら帝国の楽曲
・ベートーベン『交響曲第7番第2楽章』
・ラヴェル『ボレロ』
です。
しかし…映画の内容があまりにもエキセントリックだから、曲のイメージが映画のイメージと完全一致してしまい、曲自体を曲として聴けなくなる可能性大です、特にクラシックの2曲は。
実際私も『交響曲第7番第2楽章』はもはや『ユウとヨーコの愛のテーマ』にしか聴こえないし(確かこの楽章は、ワーグナーか誰かに『不滅のアレグレット』と呼ばれた有名な楽章。でもこの曲聴くたびに、ひかりちゃんの熱演を思い出し、泣きそうになる)、
『ボレロ』も『ユウの盗撮のテーマ』にしか聴こえないかも

ゆらゆら帝国は椎名林檎ちゃんが確か好きだったはずで、一度聴いてみたかったから、聴けてよかった


ゆらゆら帝国『空洞です』が映画の主題歌で、この記事もこのアルバムを聴きながら書いています。
すんごいアングラな雰囲気のアーティスト&曲なんです。
でも曲の間奏での弦とサックスの絡ませ方が見事なんです。
曲聴いてると、映画の名シーンが浮かんできます淼

いろんな意味ですごく濃く楽しませてもらった映画です。
よかったら是非淼
