ピクサー映画、2012年の作品。


王と王妃の間に産まれた王女が主人公の物語。


王は割と自由主義なんだけど、王妃は「王女らしくしなさい!」とあれこれうるさい。

そしてそのうるささを疎ましく思っているのが、主人公の【メリダ】。

メリダは子どもの頃から弓を扱ったりと中々なお転婆娘で、ある程度成長してもそれは変わらなかった。変わらなかった故に「王女らしい生活」を強制されるのを非常に窮屈に感じていて、偶然出会った自称「ただの木彫り人形作りのおばあさん」の魔女に「お母様の考えを変えて欲しい」と頼んで魔力が込もったケーキを作ってもらう。

そしてそれを母親に「手作り」と称して食べさせるわけだが、なんとまさか母親は動物の熊に変わってしまった。

思いもよらない結果に慌てたメリダが問い合わせに行くと、老婆の魔女は魔法を解くヒントと共に「丸2日目の日の出までに魔法を解かなければ、メリダの母親は本当の熊になるよ」と言い残して消えてしまう。
本当の熊とはつまり、自我を完全に失い身も心も熊に成り果てるということ。


そうして母親に掛かった魔法を解くべく奔走するメリダの旅が始まり……。





旅というほどではないけど、あながち間違ってはいないはず。

この作品はどたばた劇みたいな描写があって、そこのシーンの部分はくだらさに苦笑したりもしたが、全体的に見れば中々に良い作品だった。

日常の一部としてつい見落としがちなシーンが実は伏線の一部だったり、意外と目が離せなくなる。


ちなみに観ていて一番ヒヤヒヤさせられたのが、メリダの父親が熊を仇敵として見ている点。
父親は昔、獰猛な熊に片脚を食い千切られた過去があるのだ。


「この熊はお母様なの!魔法のせいで熊になったの!」なんて訴える子ども(メリダ)の言い分なんか信じられなくて当然なわけで、これ王妃様死ぬんじゃね?と何度か思った。


実際、父親の前で完全な熊になりかけたりして色々ヤバかったし。


勿論突っ込みどころもあった。
メリダが熊の母親を城から連れ出す時に、まだ小さい三つ子の弟達の手を借りるのだが、無事に連れ出せたお礼として「この部屋のお菓子なんでも食べて良い」というメリダの言葉に喜んだ三つ子が目をつけたのが









例のケーキ。

子熊三兄弟爆誕である。







あんな危ない物を放ったらかしにするなよと思ったが、それどころじゃなかっただろうし、仕方ないね。
しかし子熊三兄弟は可愛かった。






前に書いた【WALL-E】には到底及ばないけど、機会があればまた観たいと思う。