被災地レポート7@感染症 | ぐらんわん!

被災地レポート7@感染症

こんにちは、編集長です。

被災地レポート第7弾は、予防と感染症の話です。

今回、津波から逃れた犬、原発警戒区域で放浪し保護された犬など状況は様々。
飼い主がわかった犬もいれば、わからない犬もいます。

福島の中継拠点でボランティアに参加した女性(東京都在住・40代)は、

「どの犬がどんな病気を持っているかわからないため、軍手の上にビニール手袋をつけ、
犬を触るときは素手で触らないように言われました。
人間を介して他の犬に感染させてしまう場合もあるし、人間に感染する菌もあるので。」


と、語ってくれました。
また、別の保護先でボランティアをしていた女性は、
衣服などに付着していた大腸菌が自分の家の犬に感染。見たこともない下痢になったそうです。

さらに、ノミ・ダニ予防をしていない犬もいて、取材に応じてくれたボランティアさんが
袖をめくり「これ、ノミかな?ダニかな?」と刺された跡を見せてくれました。

ここに挙げたのは、ほんの一例です。現地では感染症対策を徹底しなければいけません。
それらはワクチン接種、消毒や手洗いで防げますので、
これからボランティアに参加される方は、あまり心配しないでくださいね!



取材にご協力いただいたdogwoodさんでは、預かっている被災犬と、
外部からの出入りがあるカフェやドッグランを分けていて、
どうしても行き来する場合は、靴底と手の消毒を徹底していました。

徹底しすぎて、消毒液が入ったボトルスプレーが壊れ、
中に入れないボランティアさんが立ち往生しているほどでした‥ドクロ


代表の我妻さんにお話を伺うと、預かっている犬猫の
狂犬病・ワクチンの接種率は約4割にとどまっているそうです。
そのため、初めて施設内に入る犬猫はすぐに、犬舎には入れません。
1頭1頭、他の犬と接触しないよう離し隣接されている動物病院で健康チェック。
状態を見ながらワクチン接種を行っているそうです。

その、動物病院の院長がな・な・なんと‥
ぐらんわん!創刊号から「皮膚病のはなし」を連載してくれていた
篠田先生だったんです!


$ぐらんわん!


現地に行くまで全く知らなかったので
私は思わぬ再会に、感激したんですが、篠田先生はそうでもないという感じでしたがくっ

篠田先生は「仙台の病院へ移るので、新天地でがんばる」との意向で
連載を柴田先生にバトンタッチされていました。

●当時のブログ

皮膚病やアレルギーに詳しい篠田先生がいると心強いですね。

まだまだボランティアさん募集中!ネコちゃんボランティアさんは、圧倒的に足りてません!
http://blog.goo.ne.jp/welcome-dogwood

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