ジャケット(既製服)用 替えボタン購入 | Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ

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スーツの解釈は様々です。

このブログではオーダー(カスタムメイド)スーツの話題を中心に私なりの見解を述べていきたいと思っています。

先日購入したジャケットの本物度を上げるべく、本切羽への改造を計画しています。

まずはその際に使用する貝ボタンを購入しました。

貝ボタンの最大の生産地は、意外にも海に面していない奈良県の川西町というところです。

 

 


左が一般的に貝ボタンとして普及している高瀬貝、右が最高級品の白蝶貝です。

 

白蝶貝は高瀬貝の倍以上の値段になります。

 

高瀬貝は光沢の粒が細かく、うまく作られている樹脂ボタンに近い輝きです。側面や裏面を見れば不規則な模様が入っているため、高瀬貝だと分かります。

 

一方、白蝶貝は滑らかな光沢で、七色の輝きが樹脂ボタンには真似できない感があります。

 

それぞれ、ジャケットの袖に置いてみました。

 

 

 

まずは高瀬貝。

サイズがわずかに小さいイタリアンな14mmなので、5つ並べても切羽の切れ込み範囲内に収まりそうです。

 

 

次に白蝶貝。

15mmあるので5つを平行に並べるのは難しそうです。重ねボタンならいけるかも。

 

 

白蝶貝をわずかに重ねてみました。

既存のボタンの上にはうまく置けませんので、既存のボタンと比較するように置いてみました。

 

写真では分かりにくいですが、3つの平行な樹脂ボタンとは比べ物にならない存在感です。

 

 

今のところ、白蝶貝5つの重ね、にする予定ですが、最終的には本切羽への改造を依頼するお店と相談ですね。