娘(中2)の国語の教科書に
谷川俊太郎の詩が載っていた。

ポール・クレーの絵に詩をつけた
「クレーの絵本」という詩集からの一篇だ。

合唱人なら三善晃作曲の組曲としても馴染み深い。



あなたなら、この絵からどんな日常を思い浮かべるだろうか。


$しあわせのコンパス



「黄金の魚」

おおきなさかなはおおきなくちで
ちゅうくらいのさかなをたべ
ちゅうくらいのさかなは
ちいさなさかなをたべ
ちいさなさかなは
もっとちいさな
さかなをたべ
いのちはいのちをいけにえとして
ひかりかがやく
しあわせはふしあわせをやしないとして
はなひらく
どんなよろこびのふかいうみにも
ひとつぶのなみだが
とけていないということはない




私たちが「生きる」とはどういうことなのか・・・
子ども達の「命」の学びは続く。