
「スマホやめますか、信大生やめますか」

信州大の山沢清人学長(70)が本年度入学式の挨拶で、スマートフォンの悪影響に言及し、
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」
と投げ掛け、話題を呼んでいます

山沢学長は4日に松本市で開かれた入学式のあいさつの前半で、
横並びの発想でなく個性を発揮するためには、
自ら探求的に考える能力を育てることが大切だなどと指摘し、
その上でスマホについて取り上げました

信大が外部から評価されている独創性は、自然に囲まれた落ち着いた環境の中で育まれたが、
スマホはアニメやゲームなどにより時間を浪費させる一因になっていると問題提起

スマホに依存するのではなく
本を読み、
友達と話し、
自力で考える習慣を付けよう
と呼び掛けました

信大以外の県内の学生にとっても、山沢学長の問題提起は、
スマホについてあらためて考える機会になりました

全国大学生活協同組合連合会(東京)が昨年10月~11月、
指定した国公私立30大学で実施した学生の生活実態調査(回答数9223人)によると、
学生のスマートフォンの利用時間は1日平均約2時間43分

男女別では男子が約2時間32分、女子は約2時間57分で女子の方が長かった

スマホを持たない、または利用しない「0分」は全体の4.4%で、
ほとんどの学生が利用している実態が浮かびます

中でも、大学生活が充実していないと感じている学生は1日平均約2時間53分利用

充実しているという学生よりも11分ほど多かった

メディア論や情報通信に詳しいフェリス女学院大(横浜市)の高田明典教授は
「大事なのはスマホを『所有する側でいること』だ。
『捨てられない』と感じたら、
それは所有でなく支配されていることになる」と指摘し、
その上で「学生たちはスマホに支配されていないか。
そうした現状を考え直す上で、山沢学長の話はとても意味深いものだった」と話しています

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