ミッドナイトスワン | おばばのおヒマな日常

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もーだいぶ経ってしまいましたが、ミッドナイトスワン観てきました。
えー、なんというか、、、
正直な感想としては。
ストーリーが、昭和の少女マンガみたい。
なんか、現実離れしてるんだよね。
もちろん、映画なんだからいいんだけど、なんつーか、その匙加減?現実を描きたいのか、虚構を描きたいのか、どっちも欲しいみたいな感じ。
もちろん、昨今の色々な問題は含んでるんですよ、子供に対するネグレクトとか、LGBTの問題とか。
でも、なんかそれが凪やイチカちゃんの不幸を増幅させるための存在にしか見えないというか。

大筋としては、親に放置されてる女の子イチカちゃんが、トランスジェンダーの凪(親戚という設定)に一時預けられ、バレエを通して心を通じあわせるも、最期は悲劇に終わるという。
まずね、凪は田舎には女装してるとかまったく言ってないわけ。(と思う)
つまり、男性として認識されてるのに、そんな所へ年頃の女の子を送る??ないでしょ!!
まず、そこでひいた。
そしてイチカちゃんのお友達のりんちゃん。この子はお金持ちの子なんだけど、親にきちんと見てもらえてない子。
この子と凪の描き方が悲劇的すぎてこれもまたちょっと引く。(でも泣くんだけど)
あと、反対にイチカちゃんがあまりにイージーに(天才だとしても)成功にむかっていくのもちょっとなぁ。とか、オババ的にはツッコミどころ満載。泣かせにきてるのわかるし。(でも狙い通り泣くけど)
よかったのは、凪とイチカちゃんが一緒にバレエを踊るシーン。
あそこはすごーく良かった。とても綺麗。
そして相変わらずつよぽんの演技はすごい。この人はダメ人間をやってもいいけど、こんな役もできるんだと改めてすごいなと。まあ、役者さんとしては当たり前なのかもしれないけど、本当にトランスジェンダーの方に見える。
そしてイチカちゃんは可愛い!!!
はっきりいって後味のいい映画ではなかった。凪やりんちゃんにはもっと希望がある未来を見せてあげたかった。
ハッピーエンドが好きなオババには辛い映画でした。
なんで日本映画って暗いのかな😥