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通学路の路地裏に
創業30年以上も経つちっちゃいサンドイッチ屋さんがあります。
安いのに具だくさんでおいしくて、お土産に持ち帰ると家族が喜ぶんだなあ((←サラリーマンパパかww
お店は薄汚れたなじみのあるガラス張りなんだけど
最近透明の面積がちょっと減って、そのぶん白い紙が張られたんです。
なにかと思って近づいてみると
“今月の22日をもって閉店します”
ってええぇええええ( Д)゜゜!!!!!!!?((←しろばりに
と衝撃を受けて早1週間
今日は午前だけの授業で、家帰っても食べ物ないしって考えながらチャリこいでたらそこのサンドイッチが浮かんできたんですΣ
中に入ると閉店前だなんて感じさせない、いつもどおりの風景がひろがっていました。
ペタペタした床に薄暗い店内で光ってるサンドイッチのショーウインドウ
その奥でいつもどおり60過ぎのおじいさんがせっせとサンドイッチ作ってるんですよ。
今日追いコンや合宿費で1600円班長に払っちゃったんで所持金は200円‥
メンチカツとかも買いたかったんだけど泣く泣く諦めて、ここで初めて買って大好きになったコンビーフを買いました。
いつもどおりおじいさんが袋にサンドイッチを入れて渡してくれるってとき、ぼそっと「お店やめちゃうんですね」って言ってみた。
そしたらおじいさんは1回うつむいて、1歩近づいて
「もう疲れちゃった」
って力なく笑ったんだわ。
それでいろいろ話してくれました。
3年前まで奥さんとやってたんだけど亡くなっちゃって、それでも常連さんもいっぱいいるから1人でやってきたんだって。
だけど去年といまじゃ全然違って体がついていけなくなっちゃったんだって。
病気になったって代わってくれる人いないから病院にすら行けないしって。
そんな話聞いてたら後ろでお客さんが何人か待ってたんで逃げるように出て来ちゃいました。
閉店しちゃうまえにもう1回行かなきゃ。
あたしのチャリは派手に倒れてて、カゴは倒れかた以上に派手に変形してました/(^_^)\
そしておじいさんと会話とゆーまさかのロスタイムで電車にはまさに駆け込み乗車って言葉が似合うアクションでインしました。
ほいで電車に揺られながらサンドイッチ屋さんのことを思い出しながらいろいろ考えてました。
家で一息ついて(withさお)からまた電車に乗って(←またも駆け込み乗車ww)バイト。
そのとき聞いたんだけど、通り沿いに1000坪のマンションが出来るんだって。((←公にしていいのだろうかwwww
敷地となる場所にはまだ開いて1年も経ってない小さいレストランや、数十年もやってる和菓子屋さんや薬局が建っている。
それらを全部潰しちゃうらしいんだ。
敷地の一部になる50年やってきてたでっかいお菓子屋さんが跡形もなく消えちゃったってだけでもショックだったのにそりゃないて。
あと映画館が中にあるショッピングセンターが市内にできるんだってね。
そしてまた帰りの電車でいろいろ考えてしまった。
あたしの住む町もちょっとずつ代わってきていて
小学生のときクラスのみんなで野菜育てた畑には団地が出来るんだって。
保育園児のときおじいちゃんにドラゴンボールの凧上げてもらったりそりで遊んでた砂山の空き地
おじいちゃんが死んじゃって早6年が経ったいま、その場所にはほぼ無人のアパートが寂しく建っているこの光景が当たり前になってるんだよ。
電車ん中で考えてたことはうまく文章に出来ません。
ただ、インド人の時間は止まってるという感覚があたしには一生理解できないと思った。
時間はやっぱり、笑う隙も与えずにただ動いてるんだ。