やあやあ皆様。
私はさすらいの吟遊詩人ジュスタン。

今宵皆様にお聞かせいたしますのは、遥か昔の物語。
対立する二つの大国、二人の王。
国中の戦士たちが我先にと馳せ参じ、数多の物語が生まれた騎士たちの勲し。
人はこの誉ある戦をこう呼んだ、”レゴブルク会戦”と…

西の軍を率いるは英雄王リチャード。アンダル人及び最初の人々の王。七王国の君主にして王土の守護者。アダムの子が統べるナルニアの王。

東の軍を率いるは老賢王アムリアス。大国セレノスの王、神聖同盟の副盟主。
集いし諸国の強者共。相まみえしは決戦の野。
ひしめき合う軍勢から、はじめに飛び出したるは東軍、王国並びに聖堂の騎士。
夜討ち抜け駆けは乱世の習い。先鋒にあらねど、一番槍の栄誉を得んと駆け出だす。
迎え撃ちたるはターガリエン家。
炎と血、赤きドラゴン。かつての七王国の君主は、リチャード王に勝利を齎さんと剣を振るう。
東軍副将、先鋒の将”灰色の騎士”ニスト、遅れを取ってはならじとその軍を進ませる。
蒼き軍勢は矢を放ち、辺境の亜人は槍を取り、戦乙女は天を舞う。
それに続くは流浪の戦士、名高きワラキア傭兵団。
西の民憎しと、勇猛果敢に踊り込む。
遠きレゴタニアの地からは、青き血筋の獅子の騎士。
友を助けんと海を越え、獅子さながらに猛り立つ。
黄色き城からは伯爵の軍。
輝く鎧をまとい、難攻不落の堅城より出で来たる。
襲いくる東の軍。
西の軍も負けじと迎え撃つ。
ターガリエンに続きしは蠍の軍。
触れれば最後、恐ろしき死の毒を塗りし武器。哀れな獲物に突き立てんと、地獄に送らんと躍り出る。
緑備えはクォル騎士団。
鍛えに鍛えし己が武勇。此度の戦にて示さんと、戦場に響きし鬨の声。
“クリミアの老蛇”が放ちしは、蛮勇轟く北の民。
“白狼”イェールハルド、猛き戦士を率いて敵将の首をあげんとす。
青き旗掲げしはブラックファルコン。
その胸の隼のごとく、東軍の横腹を突かんと素早く回りこむ。
隼の前に立ちはだかりしは煌めく竜の軍。
固き鎧に身を固め、一糸乱れぬ豪勇の強者ども。響き渡るは剣の歌!
竜と戦いし隼を助けんと、更なる隼が飛来する。
黒き鎧は精兵の証。青き鎧は勇猛の印。その軍旗たなびかせ、馬蹄轟かせ攻めかかる。
西の軍の後ろより、若き獅子を助けんと、来たりし軍はバルトハイム。
率いてゆくは、皇帝ヘルムートの子、勇猛果敢なアルフレート並びに歴戦の老将ケッセルリンク。
これを見たアムリアス、食い止めんとてイトゥアルの兵を放つ。
バルトハイムに抗すべく、クラウンナイトの戦士が斬りかかる!
丘の上より眺めしは、名前も知れぬ黒馬の騎士。
東の軍に加わらんと、斧を振り上げ駆け下る!
夕日を背に駆けつけしは、白銀に輝ける軍勢。
その大軍は地を埋め尽くすほど!
西も東も勇士揃い。集いし兵は強者揃い。
名高き戦の行方やいかに!?

さてさて今宵はこれまでに。