gradschoolexamsの院試対策ブログ

gradschoolexamsの院試対策ブログ

英語と専門科目(生命科学系)について、大学院入試受験生に有益な記事を書きたいと思っています。

Follow me on Twitter! @gradschoolexams

Amebaでブログを始めよう!
今回は003: 早稲田大学大学院先進理工学研究科の専門試験 ①化学・生命化学専攻に引き続き、②生命医科学専攻について。

生命医科学専攻は、医学と理工学の融合を目指して創設された専攻で、特に大学受験では私立上位医大と同等あるいはそれ以上という高偏差値で、医大生の併願校としても有名です。

生命科学系の学部の方はご存知なのではないでしょうか。

共同研究施設TWInsを拠点に、東京女子医科大学との共同連携も行われており、とてもユニークな専攻だと思います。


それでは試験科目について。

以前も述べたとおり、英語に関してはTOEIC640点以上であれば試験が免除されます。


専門科目は、(1)基礎工学(物理化学, 分析化学)2題、(2)生命科学(分子生物学, 細胞生物学) 2題の計4題から3題を選択します。

(1)基礎工学(物理化学, 分析化学)2題
【対策用参考書】
アトキンス物理化学(アトキンス物理化学(第8版)〈上〉アトキンス物理化学(第8版)〈下〉アトキンス物理化学問題の解き方 (第8版)英語版

クリスチャン分析化学(クリスチャン分析化学〈1〉基礎編クリスチャン分析化学〈2〉機器分析編


(2)生命科学(分子生物学, 細胞生物学) 2題
【対策用参考書】
細胞の分子生物学(細胞の分子生物学(第5版)


生命医科学専攻のカリキュラムでは特に細胞の分子生物学(第5版)をみっちり勉強しているようなので、受験を考えている方はこの教科書で勉強するのがよいでしょう。


それでは今日はこの辺で。
にほんブログ村 受験ブログ 大学院受験へ
にほんブログ村
にほんブログ村 英語ブログ 英語試験へ
にほんブログ村
今回は入試説明会と研究室訪問について書きたいと思います。


まず端的に言うと、少しでも受験を考えている研究科の入試説明会や研究室訪問は行くべきです。

実際に興味のある研究室の先生とお話すると、ある程度先生の人柄なども分かるからです。

私は「この先生は自分には合わないな」と感じて志望を辞めた研究室がいくつかありました。

特にインターネットの研究紹介では説明が簡単すぎる場合が多く(テーマしか載っていないことも)、実際にお話を聞くと想像していた研究内容と全く違うということもありました。

入試についてどんな勉強をすればいいかなどアドバイスをもらえる場合もあります。

また、面接試験で「説明会に来ましたか?」と聞かれたこともありました。

入試説明会の参加人数でも大方の受験者数の予想が出来るかもしれませんね。

私は結構チキンなので行くのが億劫でしたが、入試説明会や研究室訪問は勇気を出して出来るだけ行った方がよいと思います。


参考までに私が研究室訪問で聞いたことを・・・
・研究内容
・ラボ見学
・自分のバックグラウンドを活かせるか(私の場合学部の専門と修士の専門が違うので・・・)
・修士の学生の一日のスケジュール
・外部からの受験者・合格者はどれくらいか
・入試に向けた勉強法(使用テキスト・参考書・文献など)


あと、意外と情報通なのが過去問販売のおじさん。

受験者は大体過去問を買うと思うんですが、過去問販売所のおじさんは「今年は○○専攻の過去問が売れてない(=おそらく受験者が少ない)から狙い目だよ」ということを教えてくれました。

実際受験してみるとその専攻は例年の2/3くらいの受験者数で倍率も低かったです。

私が買いに行ったのは出願後だったので「ラッキー!」くらいにしか思いませんでしたが、入試説明会で過去問販売をしている場合もあり、出願前に過去問販売所で情報収集してみるのもいいかもしれませんね!


今日はこの辺で。

にほんブログ村 受験ブログ 大学院受験へ
にほんブログ村
にほんブログ村 英語ブログ 英語試験へ
にほんブログ村
お久しぶりです。4つ目のエントリー。ペース遅いでしょうか?(;´▽`A``



今回はTOEL iBTについて。

受験したことのある方はお分かりかと思いますが、TOEFL iBTはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのパートから成り立っています。

この4つのパート、どこから手をつけよう・・・と悩みませんか?

TOEFLのための塾・予備校などもあり、おそらくそれぞれのパート満遍なく対策をしてくれるでしょう。

お金に余裕のある方はそれらを利用するのも手です。


以下は私が大学一年生の時に用いた勉強法で、高得点を約束するものではありませんが、ご参考までにご覧ください。


私が一番力を入れたのは、リスニングです。

おすすめの参考書はTOEFL TEST対策iBTリスニング


実は、リスニングだけでなく、ライティング、スピーキングの問題にも講義や会話を聞いてその内容に関する質問に答える、という問題があります。


TOEFL iBTでは、受験会場で指定のパソコンの席に座る前に、身分証明書(パスポートなど)の確認、受験者の写真撮影などがあります。(身分証明書を忘れて受験できずに帰った受験者を何度か見たことがあるので、絶対忘れないように!!

それらの簡単な手続きが終わった後に渡されるのが、2本の鉛筆と2枚のスクラッチペーパー。TOEFL iBTでは適宜メモを取ることが許されているのです。

そのため、リスニング、ライティング、スピーキングの問題を回答するに当たり、効率よくメモを取る練習が必須となるのです。

スクラッチペーパーは回収されますが、メモを見ながら問題に答える際に自分が理解できればよいので、綺麗に書く必要はありません。

自分だけの記号、略語などを駆使して、メモを取る練習をしましょう。


二番目に力を入れたのは、リーディング。

お勧めの参考書はTOEFL TEST対策iBTリーディング


これもリスニングと同じような理由で、スピーキング、ライティングの際にも必要なスキルだからです。

ここでも必要なのがメモのとり方。

スピーキングパート、ライティングパートでは文章が表示された後に音声を聞き、それらに関連する問題に答えるという形式のものがあります。

そのため、文章をメモにする、という練習も必要になってきます。

リーディングパートでは問題文を見ながら解答することが出来るので、必ずしもメモを取る必要はありません。

しかし、文章をメモ化する作業を身につけると、何度も文章を読む手間が省け、時間との戦いであるTOEFL iBTにおいてより効率的に問題を解き進めることが出来ると思います。

今回は時間の関係でメモの見本をお見せすることができませんが、今後時間があれば参考のものをアップロードしたいと思います。


今回はこの辺で。次々回はTOEFL iBTのそれぞれのパートについて書きたいと思います。

にほんブログ村 受験ブログ 大学院受験へ
にほんブログ村
にほんブログ村 英語ブログ 英語試験へ
にほんブログ村
こんにちは。前回、次回はTOEFLについて、と書きましたが、英語と専門科目を交互に記事にしていくことにしました。TOEFLについては次回にまわします。


まずは早稲田大学について。

大学院で生命科学系を専攻したい人が早稲田大学大学院を受験する場合、先進理工学研究科を受けることになります。

この研究科の受験の特徴は、TOEIC640点以上あれば英語の試験が免除されることです。また、試験日程が7月中旬という早い時期であることから、複数校受験する余裕のある人にとってはよい併願校となるでしょう。


生命科学系の具体的な専攻としては、

①化学・生命化学専攻

②電気・情報生命専攻

③生命医科学専攻

④生命理工学専攻

が挙げられます。

今日はこのうち、化学・生命化学専攻について書きたいと思います。



①化学・生命化学専攻
化学・生命化学専攻の専門試験は、(1)物理化学(2)有機化学(3)無機・分析化学(4)生命化学の4科目の中から2科目選択です。

(1)物理化学 <化学熱力学,化学反応論,量子化学,構造化学に関する問題>
【対策用参考書】
アトキンス物理化学(アトキンス物理化学(第8版)〈上〉アトキンス物理化学(第8版)〈下〉アトキンス物理化学問題の解き方 (第8版)英語版


(2)有機化学 <有機化合物の構造,物性,反応,合成,および有機化学実験に関する問題>
【対策用参考書(専攻推奨)
マクマリー有機化学(マクマリー有機化学(第7版)〈上〉マクマリー有機化学(第7版)〈中〉マクマリー有機化学(第7版)〈下〉マクマリー有機化学問題の解き方(第7版)英語版

ボルハルト・ショアー現代有機化学(ボルハルト・ショアー現代有機化学(第6版)[上]ボルハルト・ショアー現代有機化学(第6版)[下]ボルハルト・ショアー現代有機化学 問題の解き方(第6版)

ブルース有機化学(ブルース有機化学 (第5版)〈上〉ブルース有機化学(第5版)〈下〉ブルース有機化学 問題の解き方 (第5版)英語版

ウォーレン有機化学(ウォーレン有機化学〈上〉ウォーレン有機化学〈下〉


(3)無機・分析化学 <原子の構造,元素の性質,化学結合,化学平衡,酸と塩基,酸化と還元,金属錯体,有機金属錯体,化学分析,機器分析に関する問題>
【対策用参考書】
シュライバー・アトキンス無機化学(シュライバー・アトキンス無機化学(第4版)〈上〉シュライバー・アトキンス無機化学(第4版)〈下〉

クリスチャン分析化学(クリスチャン分析化学〈1〉基礎編クリスチャン分析化学〈2〉機器分析編


(4)生命化学 <生体分子の構造,物性,機能,生合成,および生化学,分子生物学,細胞生物学の研究法に関する問題>
【対策用参考書(専攻推奨)
ヴォート生化学(ヴォート 生化学(第3版)〈上〉ヴォート 生化学(第3版)〈下〉

細胞の分子生物学(細胞の分子生物学(第5版)

マクマリー生物有機化学(マクマリー生物有機化学(第3版)有機化学編マクマリー生物有機化学(第3版)生化学編


以上対策用の参考書を挙げましたが、この専攻の物理化学の入試問題は難しいとの定評があるようです。おそらく避けるのがベター。

その他については得意なものを選べばよいでしょう。ただ、個人的な見解として、生命科学については本専攻が推奨している細胞の分子生物学ではなく、Essential細胞生物学 原書第3版でも十分な気がします。


それでは今日はこの辺で。


にほんブログ村 受験ブログ 大学院受験へ
にほんブログ村
こんにちは。今回は英語に関して。


英語の試験は多くの大学院で課されています。最新の研究論文は英語で書かれているものを読まなければならない場合が多いし、英語力が求められるのは当然と言えば当然ですね。


英語の試験には、①TOEICあるいはTOEFL iBTのスコアを提出する場合、②TOEFL iTPを受験する場合、③専攻独自の問題を解く場合、の3つが考えられます。

私が院試で経験したのは②と③ですが、TOEICもTOEFL iBTも受験経験がありますので少し触れたいと思います。



①TOEICあるいはTOEFL iBTのスコアを提出する場合

TOEICかTOEFL iBTかどちらかを選択できる場合、一般的な日本人学生はTOEICを選択すべきでしょう。

というのも、TOEFL iBTにはSpeaking Sectionがあり、一般的にスピーキングが苦手な日本人には高得点を狙いにくいのです。


TOEIC、TOEFLのスコア換算表はこちら


私自身、アメリカの大学への留学前(大学2年の夏)に受けたTOEICでは830点(換算表によるとTOEFL iBT 93-94点相当)の一方で、同時期に受けたTOEFL iBTでは83点(TOEIC 750-760点相当)でした。

ListeningとReadingだけのTOEICの方が一般的により良い点数が出しやすく、対策もしやすいでしょう。

そのため、選択出来る場合はTOEICを選ぶべきです。


TOEICはとにかく出題形式に慣れることが大事です。私は公式問題集(TOEICテスト新公式問題集〈Vol.1〉〈Vol.2〉〈Vol.3〉〈Vol.4〉〈Vol.5〉)を使って勉強しました。




英語の勉強というと「とにかく単語!単語!単語帳を暗記しよう!!」という方がいますが、私は単語帳は使わない派です。

もちろん基礎的な語彙力がない場合はそういったものを使って勉強するのは有効かもしれませんが、大学受験である程度勉強した方であればそれで十分な気がします。

それよりも、多読を心がけ、分からない単語に出会っても文意から推測出来るような力を磨くべきです。

私は現在TOEIC 950点を持っていますが、実際に試験を受け、分からない単語が一つもないということはあり得ないと思います(満点を取るような方にはもしかしたらあり得るのかもしれませんが)。

院試では受験校にもよると思いますが、おそらく理系上位校でも700点台取れればお釣りが来るくらいだと思いますので、語彙力に注力するよりは出題形式に慣れ、分からない単語に出会っても推測できる力を養いましょう。


次回はTOEFL iBT対策について書きたいと思います。それでは。

にほんブログ村 受験ブログ 大学院受験へ
にほんブログ村
にほんブログ村 英語ブログ 英語試験へ
にほんブログ村
この度、院試対策ブログを書くことになりました、gradschoolexamsです。

先日私自身の院試が終わり、無事第一志望の研究室に配属が決まりました(生命科学系)。


私には、周りに外部受験をする(あるいはした)友人や先輩がほとんどおらず、また学部での専攻から大学院での専攻を変えたこともあって苦労しました。

そのため、今後私のように今後苦労するであろう大学院入試受験生の方のお役にたてれば、と考えています。

ブログを持つのは初めてなので、お手柔らかにお願いします(・∀・)



さて、初回の今回は、国内の大学院に進学するか、海外の大学院に進学するか、ということについて書きたいと思います。

留学ジャーナル別冊2012-2013『海外の大学・大学院 留学完全ガイド』



理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)




まず知っておきたいのは、入試の制度。

日本の大学院の場合は、英語+専門科目(+小論文など)の試験を一つの受験校に受験するのが主流だと思います。

一方で、例えばアメリカの場合は、一般にGREと呼ばれる共通のテスト(日本のセンター試験のようなもの)を受験し、GREの得点+教授からの推薦状+エッセイ(+英語力が足りないと判断される場合はTOEFL、大概の日本人は提出を求められるようです)が必要となります。

GREはSubject Test(専門科目)は簡単なようですが、General Test(一般知識)はなかなか点数が取りにくいようです。

GRE The Official Guide to the Revised General Test with CD-ROM, Second Edition (GRE: The Official Guide to the General Test)



教授からの推薦状は、指導教員、学部長などから3通貰うことが通常のようです。そしてそのうち最低一人は受験校のある国の大学・大学院出身の先生に書いてもらうと良いようです(その国の大学院の教育水準を知っている者からの推薦、という意味で)。

留学入試エッセー 理系編 (留学応援シリーズ)



また、日本の大学院ではあまりありませんが、アメリカの大学院の場合はPrerequisite(履修していることが前提の単位・科目)などがあり、大学院から専攻を変更するのは難しいことがあります。

私の場合はアメリカ名門校のPrerequisiteを満たすことが出来ず、専攻の変更により柔軟である日本の大学院を受験することにしました。

しかし、将来研究者として世界で活躍したいと考えている方には、海外の大学院でPh.Dを取ることは非常に魅力的な選択肢だと思います。

それでは今日はこの辺で。

にほんブログ村 受験ブログ 大学院受験へ
にほんブログ村