「僕のいた時間」 | 森のblog

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3回目ワクチン以降の不調で神経難病に怯える毎日です。

ここ2〜3年はもうしていないけれど、それまでは気に入ったドラマは毎週録画予約していて、その中でも特に世界観や空気感が好きなドラマはディスクにして残していました。


先日ディスクの断捨離をしようとゴソゴソ整理をし始めたら、すぐに目についたのが「僕のいた時間」というドラマ。

「ん?どんなんだったかな?」と考える間もなくすぐに思い出しました。


「あーそうだ。大好きな三浦春馬くん主演のアレだ。」


すぐにデッキに挿入し、一気に最終話まで見てしまいました。


10年ほど前、このドラマをオンタイムで見ていた頃は、それほどALSの知識もなく、ただ「かわいそうだな」としか感じていなかったと思いますが、色々な知識を得た今は見方が全く変わりました。


自分の体の異変に気がついた時の気持ちのざわつき、ネットで調べた時の驚愕、恐怖で眠れない孤独な夜。


ここまではこの2年半で私も経験したことなので、三浦春馬さんの見事な演技力で、主人公「拓人」の苦悩にとても共感できました。


そしてその後は私には想像しかできない世界ですが、病気の告知、恋人との別れ、家族との確執、病気の進行、人工呼吸器をつかるかつけないかの選択…。


「死にたいわけではない。生きていくのが怖い。」

これはこのドラマのテーマの一つです。


詳しく書くとネタバレになるので避けますが、苦しみながらも、病状が進行するたびに目標に向かい一つずつ達成していく拓人の強さや、愛に溢れた、とてもいいドラマだと思いました。


そして、改めて、三浦春馬さんは偉大な役者さんでした。


FODで見られるみたいなので、一度見たことがある方もぜひまたご覧ください。