秋雨や雑音吸はれ夜軽し
情動の源を断つ驟雨かな
秋雨の旋律に哭き襟正す
暗闇を切り刻ざみ撒く秋の雨
秋の雨規則正しき調べかな

秋雨 あきさめ
驟雨 しゅうう
長雨 ながあめ
:秋の季語
目に見えぬ煌めきを聴け秋の風
金風や自律神経失調症
足音に息吹を与ふ白き秋
角曲がり素風に触るゝ感嘆詞
枠持たぬ白風無尽観自在
秋風の意思は近しく八光年



陰陽五行
「木   :火 :土 :金 :水 」もっかどこんすい
「青(緑):紅 :黄 :白 :黒(玄)」
「春   :夏 :土用:秋 :冬 」

秋風 あきかぜ
秋の風 あきのかぜ
金風 きんぷう
白風 はくふう
白秋 はくしゅう ※
白き秋 しろきあき
素風 そふう
爽籟 そうらい
風爽 かぜさわやか
爽やか さわやか
:秋の季語

※詩人・北原白秋(福岡・柳川出身)の
ペンネーム「白秋」も、秋、白の五行に由来する
溌剌(はつらつ)と夜の地を這ふ初虫音
虫の音や頷くように耳傾(かし)ぐ
虫の声胸のノイズを消しにけり

虫の音 むしのね
虫の声 むしのこえ
初虫音 はつむしね
:秋の季語
秋蝶の誘(いざな)ひ小さき風起こし
空裂ひて舞ふ秋蝶の番(つが)ひかな
秋蝶や音なく意思のありにけり
残像は儚く秋蝶シャララララン
意のままに虚空歪ます秋の蝶

秋蝶 秋の蝶 秋てふてふ
:秋の季語

$香卓-秋蝶3