こんにちは♪
心理カウンセラー島倉潤子です。


お盆が終わりました。
義父の新盆でお盆らしいお盆を迎えた今年。

子どもの頃、実家のお盆は、お盆の一週間前になるとお墓掃除が連日続き、お盆になると毎日夕方お墓参りに行きました。

小さな小山にあるお墓は村のお墓山で村中の人が一斉にやって来る場所でした。
子どもの頃は浴衣を着て提灯を持って坂道を登り
ウキウキしていましたが、
子ども心に、お盆は初日に仏様をお迎えに行って最終日にお返しするはずなのに何でうちは毎日お墓まいりをするのだろう?と思っていました。

それが実家の慣習なのだと母。
私は面倒な実家の慣習がだんだん嫌いになっていきました。

また昼間はお中元を持って親戚周りをします。さっき会った親戚がお中元を持ってやって来たりして、そのたびにお茶を飲み、腹の探り合いのような表面的な会話をする大人の側で居心地の悪さを感じていました。こういう時、母はいい子にしていなさい、と命令口調で言っていました。
悪い子だったつもりもありませんが、親戚付き合いってそういうものなのだ、めんどくさいな思っていました。

結婚をすると親戚のお墓は地方にあったので、
お墓参りはしなくなりました。
島倉家は実家より人間関係のトラブルはありましたが、仕事が優先の家だったので、お盆などの行事もなければ親戚同士の腹の探り合いなどもありませんでした。私はスッキリさっぱりめんどくさくなくて良かったけれど、子ども達はお盆がどういうものか全くわからない都会の子として育つ事になりました。


義父は世田谷区の最新式の墓地に眠っています。
暗証番号で機械が作動し義父のお墓が現れる仕組みです。
実際義父の魂がそこにあるとは思いませんが、初めてのお墓参りです。
お掃除の手間もなければお花も用意してくれます。新盆なのでお坊さんがお経を唱えてくださいましたが、まるで歌を歌っているようです。

こうした行事に不慣れな我が家。
新盆って喪服を着るもの? 喪服なんて持ってないと娘。
あわてて黒のワンピースと靴を買いましたが、当日行き帰りはビーサンを履く娘。
夫も慣れないスーツを着て、息子なんてスニーカーが悪目立ちしてるし、私もパールなど暑苦しくて付ける気もなく、なんだかチグハグな私達4人でした。
義母と義弟夫婦と一緒にお参りを済ませ、近くのピザ屋さんで食事をして解散。これでもこれまでで一番お盆らしいお盆を過ごしました。