再入院して2日後に人工肛門閉鎖の手術をすることになった。
検査の結果次第では手術ができない可能性もあったため、本当に嬉しい。これでようやく前に進める。
手術日前日、麻酔科の医師が翌日の手術の際の麻酔方法について説明に来た。
「幸せな手術ですね。よかったですね」と彼女。
「いや、そうなんですかねえ。そもそも人工肛門になる予定なかったんですけど」と少し反論したら、
「こんな幸せな手術はないですよ」となお言ってくる。
確かにね。一生人工肛門の方もいらっしゃる中、私は幸せなのかな。
前回の入院時、80代くらいの上品なおばあさん患者さんがいて、その方は別の病院で人工肛門(永久のやつ)になり5年ほど過ごしていたらしいが、この病院なら肛門のかなり近いところでも人工肛門じゃなくて手術できることを知り、人工肛門閉鎖の手術をしに来ていらっしゃった。
手術は無事成功し、パンツスーツで颯爽と退院されていったが、この5年間は嫌で嫌でしょうがなかったとおっしゃっていた。
そうだろう。私がそのような状態になったらと思うとぞっとする。
主治医には、手術の結果次第ではストマのほうが楽だと感じるような状態になるリスクもあることを説明されたが、ともあれ、“幸せな手術”を受けることができる喜びを噛み締めた。