さて、地ビールを作っている会社で少し麦についてレクチャーしてもらいました。引き受けていただいたのは河北わくわくファームという会社がつくる百万石ビールさん。こちらのビールはキレがあって美味しいですよね。ただ本日はビールより麦についてのレクチャーをいただきたいので、名残惜しいですが、醸造ビール工場から麦の保管や麦芽を行う倉庫へ移動。そこで、収穫されたばかりのもの、麦芽などいろいろと説明を受けながら、実際に味見もさせていただきました。一言でいえば「香ばしい」というのが率直な感想です。グラノーラに使うオートミールは基本外国産のものが多く、オーツ麦という品種で、このオーツ麦をスチームしてローラーで押しつぶしています。こちらのビールでは河北産の六条大麦ですので、まず麦の品種が違いますし、固さも違います。皮が口の中に残りますが味的には美味しいですね。グラノーラにするためには、押し麦の状態で仕入れたいですから、無理を承知でお尋ねしましたが、やはりローラーの設備はないとのこと。やはり餅は餅屋でJAさんに聞いたほうが良いとのことで、場所を聞き、そのままJA能美へ。素人の私の質問に最後まで笑顔で対応いただいたわくわくファームの入口さん。本当にありがとうございます。さてJA能美では、普通に押し麦は売ってありました。そこまで珍しくはないですね、麦ごはん食べる人も多いですし…。レジの方に商品に詳しい責任者らしき方を呼んでいただいて、再び質問です。麦にはブランドがあるのか?地域によっては?ここで加工しているの?いろいろ聞きましたが、昔から山梨の麦加工工場へ送り、押し麦にして仕入れているとのこと。やはり設備投資が億単位でかかるからと仰っていましたが、米と違いそこまで需要のある商品ではないので投資回収するまで時間がかかるのでしょう。その話の中でJA小松では最近、麦加工の設備を導入したという話が出て、これは収穫がありました。理想はこの石川の最高の麦を持ち込んで、押し麦にしてもらい、それを使ってグラノーラを作るということ。国産のグラノーラを作ってみたいというのは開業からの目標だったものですから、光が見えた気がします。来週アポとっていってきます。
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