私の考える宗教の意義とは、以下のような事柄である。
神が本当に存在するかどうかは、問題ではなく、
信じるか、信じないかの信仰心の有無が問題である。
神の存在や奇跡から導き出される信条(教義)を信じることにより、
生きることが楽になる。
この「楽に生きることができるようにする」というが宗教の一番重要な意義である。

ワイス博士の前世療法のすごいところは、宗教色を出すことなく
しかし実は、既成の宗教団体よりも、宗教の本質を実践していることである。
ワイス博士自身、前世が本当にあるかどうかは問題ではなく、
前世療法で観た前世や未来世から得られた「気づき」により、
クライアントが生きるのが楽になることが重要であると説いている。
仰々しい神の存在を持ち出さずに、まさに宗教の目的である魂の救済を実践している。

既存の宗教は、神という名の下に儀式が形骸化し、本来の目的である信者の魂の救済が疎かになってしまい、存在価値が失われてしまった。一方、新興宗教では、教祖を神格化するために、その神格化の維持に力が向けられてしまい、信者の救済が後回しになってしまう事例が多い。

そのような状況の中、ワイス博士の提唱する前世療法は代替医療としても、
更に代替宗教としても非常に有効であると感じられ、私もその一徒弟となるべく修行続けている。