北海道に6日まで適用されている新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」の再延長が4日、決まった。期間は7~21日の15日間で、道全域が対象。道は対策本部会議を開き、飲食店への時短要請継続のほか、道独自の対策としてワクチン接種の加速化に徹底して取り組むことを決めた。
オミクロン株による感染が急拡大した「第6波」で、道には1月27日から2月20日まで重点措置が適用され、その後3月6日まで2週間延長された。
道内の新規感染者数は2月中旬をピークに減少しているが、依然2千人を超える日がある。病床使用率も3日現在で全道で37・5%、札幌市で46・8%と高止まりし、感染力がより強いとされるオミクロン株の一種「BA.2」による感染再拡大の懸念もあることから、道は2日に国に再延長を要請していた。
国の基本的対処方針に沿い、7日以降も飲食店への時短要請は継続。感染対策を取り第三者認証を得た認証店は午後9時までの営業(酒提供は午後8時まで)、または午後8時までの営業(酒提供なし)のどちらかを選ぶ。非認証店には酒提供の自粛を要請し、営業は午後8時までとする。