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『・・・結局、「私はたっぷり愛された、愛される存在だ」という確信なのです。勉強ができなくても、美人でなくても、親に愛された』
[出典:斎藤 学著 「インナーマザーは支配する」P228 新講社刊]
今回は、あゆみさんのことについて書きたいと思います。
えっと、一昨日のことです。
やや遅くなり帰宅すると、娘がハスキーボイスになっていました。
それは見事な、です(苦笑)。
近ごろの寒さのせいかと思い心配しましたが、食欲もあり、その他はいたって元気でした。
本人も面白がっていましたので、少し悪のりしてみます。
あまいと~き~ は~ずむこころ~♪
歌ってごらん、というのに合わせたリフレインは、もはやまるであの「もんた」でした。
それは見事な、です(笑)。
妻と私の反応に手ごたえを感じた(?)らしく、ほかには~、ともんたさんが言いました。
応えて、口ずさみます。
ドライバーズ~シートまで~ よこな~ぐりのあめ~♪
私自身、久しぶりに口にしました。
ohhh・・・つばさのおれたエンジェル~♪
懐かしの曲たち、特にあゆみさんが娘のお気に召したようで
私の夕食は、ディナーショーのように相なりました。
グラスとおつまみを載せたお皿をテーブルに置いていると、隣の和室から娘の声が聞こえてきました。
「○○○く~ん(※私の愛称です)、こっちきて~、一緒に読もうよ~」
お風呂に呼ばれるのを待つ間お布団のうえ、しばし並んで時を過ごします。
娘が手にしていたのは、心理テストの本でした。
これより質問などの出典は、『当たりすぎて眠れなくなる心理テスト 中嶋真澄著 三笠書房刊」です。
「はい、じゃあ最初ね。・・・」
我が家のあゆみさんが質問します。
夜遅く、くたびれてお腹をすかせて帰ってきて、
誰かが料理を作って待っていてくれているとしたら、
あなたはどんな料理がうれしいですか?
A:根菜の煮物
B:甘い卵焼き
C:鶏のから揚げ
D:肉じゃが
「うーん・・Bの卵焼きかな」
「卵焼き、ね。えーっと・・」
真剣な眼差しでページをめくり、
「あった。Bの卵焼きを選んだ人は・・」、あゆみさんが読みあげます。
Bを選んだ人・・・寂しがりや度☆☆☆☆☆
手に負えない甘えん坊
甘い卵焼きは子供が好む料理です。
あなたは、子供の心を持ったまま大人になってしまった人。
本当は子供のように駄々をこね、誰かにべったりと甘えたいのに、甘えさせてくれる人がみつからない。
そんなとき、なんだか寂しいと感じてしまうようです。
無邪気なようでいて傷つきやすいところがあるので、恋はまだまだ波乱含み。
ハハーァ、そう、です、かぁ、でした。
妻の呼ぶ声が聞こえ、えいっと立ち上がります。
つばさの折れたエンジェル~♪
楽しげなあゆみさんの背中を見送っていると、
ふっと振り返り、作為なく笑いながら歌いました。
こころの折れたエンジェル~♪
扉の閉まる音を私はぺたり、坐りながら聞いていました。
少し離れたところ、冬の窓硝子がほのかに曇っているのがみえます。
こころの折れたエンジェル~
その替え歌は、どうにも
なにか刺さってしまい、痛くて
出来ればやめて欲しかったです。
私の場合、のお話です。
「アダルトチルドレンは希望の言葉」
それでいいんです。大丈夫です。大丈夫じゃなくてもいいです。
「ぼくは治そうとなんかせず、ただ偶然を待っている」(河合隼雄さん)
「人格は変わる。それは世界の認知の仕方による」(齋藤学さん)