皆さんこんにちは~!!


しばらく間が空きましたが、回答編です。


今回の問題は次の通りでした。



Q 二死2塁・3塁。打者Aが打った打球はボテボテのファーストゴロ。

  一塁手は、打者走者Aをタッチアウトにしようと、打者走者Aを一塁手前の走路上で待ち構えていた。

  打者走者Aはタッチを避けようと、本塁側に2,3歩後ずさりをしたが、一塁手にタッチされた。

  一塁手がタッチする前に3塁走者Bは本塁に達していた。


 さて、このケース正しいのは?また、その根拠を述べよ。


1 打者Aはアウト。走者Bの本塁生還は認められない。


2 打者Aは1塁への進塁が認められる。2塁走者は3塁への進塁が、3塁走者は本塁への生還が認められる。


3 打者Aはアウト。走者Bの本塁生還は認められる。



という問題でしたね。


今回は正解するには、根拠が正しくなければいけない、という制限付でした。



正解は①でしたが、根拠が正しい方は残念ながらいらっしゃいませんでした。。。

ある意味で予想通りでしたがwww


①を選択した方の根拠は、「フォースプレイだから」というものでしたが、実はこのプレイ、フォースプレイでなくとも走者Bの本塁生還は認められないのです。


それは野球にはない、ソフトボール特有の次のルールがある為です。


8-2項 打者走者がアウトになる場合
 12.打者走者が野手の触球を避けようとして本塁の方向に後ずさりしたとき。
 <効果> 8~15
 (1) ボールデッド。
 (2) 打者走者アウト。
 (3) 他の走者は投球時に占めていた塁に戻らなければならない。


そうなのです。打者走者Aが後ずさりした瞬間にボールデッドで、打者走者アウト。他の走者は元いた塁に戻されてしまうのです。


今回のケースは2アウトでしたが、例えば実戦では、1アウトからのスクイズだった場合、折角いいバントを決めても、打者走者が余計なプレイをすると本塁生還が認められなくなってしまうので、皆さん注意してくださいね!



いかがでしたか?本当にソフトボールって野球と違うスポーツですよね~!!


次回は本年度の総まとめとして、復習問題を出してみたいと思います。


では、また次回に!!


皆様、あけすぎておめでとうございます(;´▽`A``


あまりにも遅い新年のご挨拶の後は、早速問題です!ニコニコ



Q 二死2塁・3塁。打者Aが打った打球はボテボテのファーストゴロ。

  一塁手は、打者走者Aをタッチアウトにしようと、打者走者Aを一塁手前の走路上で待ち構えていた。

  打者走者Aはタッチを避けようと、本塁側に2,3歩後ずさりをしたが、一塁手にタッチされた。

  一塁手がタッチする前に3塁走者Bは本塁に達していた。


 さて、このケース正しいのは?また、その根拠を述べよ。


1 打者Aはアウト。走者Bの本塁生還は認められない。


2 打者Aは1塁への進塁が認められる。2塁走者は3塁への進塁が、3塁走者は本塁への生還が認められる。


3 打者Aはアウト。走者Bの本塁生還は認められる。



いかがでしょうか。今回は解答が合っていても、根拠が合っていなければ不正解とします。

ルールの条文は不要ですので、自分なりに考え方を述べてくださいね~!!


ではでは、回答編でお会いしましょうパー




みなさんこんばんは~


毎年この時期思うのだが、ホント1年が経つのが早い・・・

トシなんでしょうかね~( ̄_ ̄ i)



さて、恒例のおさらいから。


Q つぎのプレーのうち、打者または打者走者がアウトとなるプレーを全てあげなさい。


 ① 打者Aが打つ瞬間、ホームベースの一部につま先が触れた。ただし、かかと部分はバッターボックス内にあった。また打球はファールゾーンへ転がった。


 ② 同点の7回裏2死2塁。1ボール2ストライクからの投球はホームベース上でワンバウンドしたが、打者Bは空振りをした。捕手はこれを落球せずに捕球した。捕球したボールはそのまま投手に返球。投手はプレート板上にボールを置いた。2塁走者は3塁を回り本塁へ達し、打者Bは1塁に達した。


 ③ 打者Cの打球はショートゴロ。懸命に走ったCは1塁(オレンジベース)を踏み駆けぬけた。遊撃手からの送球を一塁手が後逸したので、Cは2塁を伺ったが、捕手がカバーに回っていたので、自重した。そのまま1塁に帰塁しようとしたところ、帰塁前に捕手がCにタッチした。Cはオレンジベース触塁後は終始ファールゾーンにいた。


 ④ 無死1塁。打者Dの打球は平凡なショートゴロ。併殺を狙い、遊撃手は二塁手に送球。二塁手から一塁手へ送球する際、アウトとなった1塁走者が、突然両手を大きく上げ二塁手の一塁手への送球を妨害した。1塁走者の妨害がなければ、打者Dはアウトとなる可能性があったと認められる。


という問題でしたね。


あ、そうそう。原文は青色でしたが、グレイス10番男さんより「見にくい!」とクレームを

受けましたので、水色に表示を変えました。

実は作成画面では青色の方が見やすいんですけどね。。。

え~脱線しました。


正解は①・③・④打者または打者走者がアウトとなるプレーです。



① バッターボックスに足が一部でも残っていれば、ラインをはみ出して打っても構わない。

  但し、ホームベース触れて打った場合はアウトとなる


7-6項 打者がアウトになる場合
 5.打者が片足でも完全に打者席の外に踏み出したり、本塁に触れたりして打ったとき。


<効果> 5
 (1) ボールデッド。
 (2) 打者走者アウト。
 (3) 他の走者は投球時に占めていた塁に戻らなければならない。



② 投球がワンバウンドしていて、1塁に走者はいないが二死なので、第3ストライクルール

   (いわゆる振り逃げ)が適用されるので、インプレー。このケースではサヨナラゲームですね。

  ちなみに「振り逃げ」という言葉から、空振り三振の時のみと勘違いされていることが多いですが、

  見逃し三振の場合(振らず逃げ??)でも第3ストライクルールは適用されます。



 1塁を駆け抜けた後、続いて2塁に進塁しようとしたときは、アピールプレーの対象となり、

  帰塁前にタッチされるとアウトとなる。よく「ファールグラウンドにいればアウトにならない」という

  都市伝説(?)を耳にしますが、まったくのデマです。あくまでも「進塁の意思」が基準ですので、

  気を付けましょう。


1-2項 アピールプレイ
(4) 打者走者が一塁通過後に二塁へ向かおうとしたとき。
 
8-6項 走者がアウトになる場合
23.打者走者が一塁を走り越したのち、続いて二塁に進塁しようとしたとき。


(2) ボールインプレイ中のアピールの仕方。
  3)一塁を通過したのち、二塁に向かおうとしたとき。
    球を保持して、塁を離れている走者に触球する。


競技者必携
一塁を走り越した打者走者が、フェア地域か、ファウル地域かにかかわらず、二塁に向かって進塁を企てた場合は、アピールプレイの対象となり、タッチされればアウトになる。



 アウトになった走者が守備妨害をした場合は、本塁に一番近い走者がアウトとなります。

   つまり、このケースでは1塁走者がアウトになった段階で、他に走者はいませんので、

   本塁に一番近い打者走者がアウトとなります。仮に設問が無死1・3塁だった場合には、

   3塁走者がアウトとなり、二死1塁から再開となります。もちろん守備妨害がホームイン

   より後であっても、ホームインは認められません。


ルール8-6項 走者がアウトになる場合

12.アウトになった打者・打者走者・走者または得点をした直後の走者が、他に走者がいるときに守備側のプレイを妨害したとき。
<効果>12
(1)ボールデッド。
(2)本塁に最も近い走者がアウトになる。
(注)アウトになった走者が、走り続けて送球を誘うのも妨害行為の一種である。



いかがでしたか?


今回は残念ながら正解者なしでした・・・ガーン

皆さん次回はがんばってくださいね~ニコニコ