我慢できずに
あふれたくやしなみだは
ぽとりと音をたてて落ちた
あきれるほど自分にだけは甘すぎる自分が嫌で
そのたびなんでいつもこうなのかと落ち込むんだ
数々の心をいれかえようという決心は
ふらふらゆらゆらした怠け者の自分に負けた数だ
こんなのはもうおしまいにしようとおもうたび
でも…やっぱり…という悪魔のささやきに翻弄されてしまうのだ
そして これは私のせいじゃないと言い訳して
懲りずにまた心を入れ替えてみようとするんだ
ほんとうに 変わりたい?
なら全部をまっしろにして考えることだ。
いまそこにあったり もっていたりするものは
これからもそこにあり続けるかはわからない。
はたまた もとからそこにはない?
いまに振り回されていたらもったいない。
けれど面白いことに未来は今の積み重ねだったりする。
いまって何なんだ?
それがわかればなんてことない。
くやしなみだを
恵みの雨に変えて。
Grace.