僕は思春期から20代前半の頃まで「なりたい自分」「こうありたい自分の姿」を目指して生きていた。
ところが、ある時を境に挫折に近い経験をしたことで、
自分の人生が「なりたい自分」への上昇的なスタンスから
「なりたい自分になれなかった下降的なスタンス」に変わってしまった。
自分の中で大きなものを「諦めて」生きていくようになった。
夢や希望があったときは、全ての経験に意味があり、なんでもチャレンジしていく姿勢をもっていたが
それからというものは、自分の可能性に蓋をして「どうせ自分なんて」的な生き方が染みついてしまった。
面白いもので自分の内面の状態は他者に如実に伝わる。
自分のことを愛せていない人には他人からも愛されないし、
自分のことを認めてあげられてない人は、他人からも認められない。
これは逆も同じなんだ。
では、そんな自分に変わり果ててしまった自分が「変わりたい」と願ったのなら何から始めればいいのだろうか。
この問いに何年も考えて考えて出た答えは、
「変わろうと思い行動をし続ける事」だ。
万人に共通して「これをやると人生が変わる!」なんてものは存在しない。
そして、変わろうとするときに必ず直面する「何をすればいいのか?」という問いを
いくら考えても答えは出てこない。
自分の人生はスイッチを押すとガコン!と変わるようなものではなく、
変わりたいと願ってがむしゃらに色々な事を行っていくうちに
ゆっくりとゆっくりと変わっていくんだ。
大きな弧を描いて。
今はマイナスな方向に舵が切られているとしても
ゆっくりとゆっくりと旋回していつの間にか進行方向が180度変わっているものなんだ。
おすすめのやり方としては
・自分がどうなりたい、どうありたいのか という希望を常日頃からちゃんと考えてあげよう。
・紙とペンがあれば、沢山書き出して自分を見つめなおしてあげよう。
・自分が好きなこと、少しでも興味があることをしてあげよう。
・自分のことを責めてしまうときは、「自分が行った事はすべて正しかったよ」と肯定してあげよう。
→自分を否定するのは他人に任せておこう
自分を知り、自分を認め、自分を受け入れ、自分を愛することで
人を知り、人を認め、人を受け入れ、人を愛すことにつながる。
そう信じて今日も生きていこう。
生きているだけで、すごい事。
僕も君と同じだよ。