夏に多い猫の病気「猫下部尿路疾患」FLUTD | グラース動物病院(東京都杉並区)

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一生涯のホームドクターを目指して、愛犬・愛猫のウェルネスライフを提供します。

グラース動物病院、広報担当の土井と申します。

夏に多い猫の病気「猫下部尿路疾患(FLUTD)」。

これは尿路結石・血尿・尿道閉塞など、膀胱から尿道にかけての下部尿路に関する疾患の総称で「Feline Lower Urinary Tract Disease」というのが正式名称です。

これらの病気が夏に多いのは、気温の上昇によって失う水分が多くなり尿が濃縮されるため。

尿が濃くなると尿路結石のできる可能性が高くなるのです。



こんな症状をみかけたら注意が必要です。

□トイレ以外の場所で排尿する
□排尿の失禁
□頻尿(少量の尿しか出ない)
□ピンクまたは濃い色の尿または血尿
□排尿時に力んだり、痛そうに鳴く
□トイレに何度もいくけど尿が出ない
□陰部をなめる
□食欲の低下
□元気がない

予防策は室温管理と水を飲む回数を増やすこと。
そして猫下部尿路疾患になりにくいフードを選ぶことです。



まず、室温はエアコンを使って26~28度くらいに調整しましょう。
そして、猫がたくさん水を飲んでくれる環境を作ること。

しかし、猫はもともと水を積極的に飲まない動物です。
まずは飲み水を設置する場所を増やしましょう。

また猫は水が出る時に音が発生すると興味を持って飲むことがあるので、複数設置の一つは自動給水器を選ぶのも方法です。

そしてフード選びはかかりつけの獣医師に相談するのが良いでしょう。

ミネラル成分が多く含まれているフードを与え続けると、尿中で結晶が形成され尿路結石の原因になります。フード選びは、素人判断は危険です。



また、尿道閉塞は男の子に多いです。

男の子の場合、まだ若くても尿検査や画像検査(レントゲン・超音波)をして健康チェックをすることをおすすめします。

トイレに何度も行くけど尿が出ないときは、尿道が詰まっている可能性があり緊急事態です。

命に関わることもあるので、すぐに動物病院へ愛猫をお連れください。

「グラース猫の病院」は猫専門の病院です。
待合室には猫しかいないので、犬など他の動物がいると落ち着かないデリケートな猫ちゃんでもリラックスできると好評です。

残暑厳しいおり、愛猫の健康管理はしっかりやってあげましょう。

お気軽にご相談ください。


グラース動物病院 広報 土井

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