図書館で、ふと、手にとってしまった。
村上春樹の1Q84。
村上春樹の登場人物は、キャラクターの生き様はともかくとして
独特な世界観と表現が印象に強く残ってくる。
小説なんてもうずっと読んでいなかったので、
久しぶりに開いた小説は読み込みが遅かったが、
数ページ読んでいったときに不意にある友達を思い出した。
彼女とは一度も会ったことがない。
ただ、彼女の考え方、文章、そしてある人への恋心は、
とっても詩的で、小説的で、僕の情緒に対して今も非常に深い形を残している。
彼女とは、あるブログサービスで知り合った。
実は最初の2年間は本当に男だと思っていた。
彼女は村上春樹が好きだったのか、
今更思い出してみると非常にそのブログは村上の影響を受けているようだった。
彼女の表現は、詩的で、意味深で、美しく
僕は彼女の思いが綴られたブログが大好きだった。
女の子には見境無い僕も、案外普通に応援していた。
もともと男の子だと思っていたからかもしれない。
(彼女が彼のことを書くときには、まるで女の子のように表現していたから)
彼女と僕は同い年で、受験が終わってからお互いブログにも脚を運ばなくなったけれど
彼女の恋はたぶん実ったのではないだろうか、などと思っている。
もうきっと、どこでも出会うことはないだろうけれど
彼女の恋が、人生が、美しいものでありますようにと
珍しく結構素直に思っていたりする。
