西田敏行、テレビで激怒し絶叫「本当に本当に腹が立つ」
(夕刊フジ2011.04.06)
人間味あふれる演技で知られるベテラン俳優の西田敏行(63)が激怒している。
NHKをはじめ各局のニュースで、見た方も多いだろう。今月2日、西田は故郷の福島県郡山市のスーパーで県産の野菜やイチゴ、キュウリなどを食べて安全性のアピールにひと役買った。このとき涙に目を潤ませながら、「美しい福島を汚したのは誰だ! 誰が福島をこんなにしたんだ! 本当に本当に腹が立つ。福島はどんなことがあっても負けねぇぞ!」と絶叫した。⇒【郡山出身の西田敏行、炊き出しでエール!】
大震災以降、仕事の合間をぬって、政府の対応や風評被害を訴えている。
4日には早朝からTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」に生出演。福島第1原発事故の影響で、福島県産の牛肉について不安を煽るような不確定な発表が行われ、撤回・修正された。これには、「あきれて物が言えないですよ。風評被害というのは、一度立っちゃうと、払拭するまでものすごい時間がかかっちゃう」と怒り心頭。
同じ日の朝日新聞朝刊では、「我慢強い人が多い福島ですけど、今度だけは、ね。東京電力や原発を進めてきた政治家たちに怒りの声を張り上げたい」と心境を寄せた。
西田の尋常ではない怒りに、驚いたのは仕事上で付き合いのある映画関係者。「西田さんは、会見やPRイベントではリップサービスやファンへの気配りを忘れない細やかさで知られている。ふだんは見せない素顔です。でも実際は、仕事に厳しく、妥協は許さない性格。ふるさとを汚された憤りから、ほとんど表面には出さない、厳しい性格の部分が思わず出てしまったのでしょう」と話す。
西田といえば、終了した主演映画の「釣りバカ日誌シリーズ」はじめ、映画やドラマで長年、重要な役を演じ続けている、屈指の芸達者。
「演技に妥協はない。相手が超大物であっても臆せず自分をぶつけていくからこそ、観客も納得する。仕事ができない役者には愛のムチもふるう、と聞く。生まれ持っての熱血漢なんです」(ベテラン演劇評論家)
会見でも心が伝わってこない菅首相は、西田の叫びをどう聞くか。
(以上転載)
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今回の原発関連被害拡大は、明らかに民主党の初動ミスやその後の様々な行動によるものだが、原発の計画・設置となると、民主党ばかりが責められる問題ではない。
信じ難い事だが、週間ポスト(4月15日号)によると、「ここまで菅政権が対応能力を失っているのに、野党が批判を自粛している。」「裏は簡単だ。民主・自民両党の間で震災復興大連立の談合が進められていたからである。」らしい。
このままでは、与野党共に信用を失墜しかねない。
今は民主党がしきりに批判されて、国民の矛先となっているが、野党がこれ以上民主党の無能さや、悪事を見過ごし続ければ、政治不審は現政権に留まらず、政治そのものが信用を失ってしまうだろう。
それが大衆心理というものではないだろうか。