今年の送り火は、当日を迎えるにあたって色々な事がありました。


これほど、別の意味で注目を集めた送り火は無かったのではないでしょうか。


二転、三転... 


美談だけが先行した感は否めません。


結局は、市長の謝罪で幕引き...


「古都の信頼失墜」は、8月13日付け京都新聞朝刊25面の見出し。


被災地の方々の心境や、如何に...


しかし、何事も無かったかの様に、明日午後8時を迎えるのでしょうか。


二度の原爆で、その恐ろしさを嫌というほど思い知らされている日本人が...

 

津波で失った途方もない数の尊い生命に加えて、


自分達が造った発電所で、自分達を痛めつけるのですから。


これが現実。


今年のパーティーは、黙祷から始めたいと思います。


せめて、せめてこの度の震災で被害を被った方々、


そしてお盆で里へ帰って来られた御霊に向けて。


「風前の灯」という言葉、


送り火を迎えるに際して、心に沁み渡ります。