アンミカは芸人達がこぞってイジったり、面白ワードとして使い続けた結果、アンミカって言えばなんか面白いんだってなってるだけ。


もっと言うと単なる権威主義に過ぎない。

色々な芸人がアンミカを面白いと認識しているため、アンミカを面白いと言うことは権威によって保証されている。よって誰かに否定されるかもと怯えることなく、面白いと言える存在だから。だから皆アンミカを面白いと言う。本当は面白いと思っていないのに。

いや、本当は何が面白いのかなんて何もわかっていない。面白いという感情もない。ただ、皆が面白いと言っているものを自分も面白いと思えないといけないから。あるいは、自分が少しでも面白い、センスがある、魅力的な人間だと思われたいから、色々手を尽くしているに過ぎない。なぜそう思われたいかと言えば、それは当然その方が生きていく上で都合がいいと刷り込まれているからだ。


だから、俺は皆に言いたい。もう恐れるなと。皆が口を揃えて1つのものを面白がる必要なんかない。ダンゴムシを小突いて丸まったところを踏み潰すのが一番面白くても大丈夫。面白いという感情がなくたって別に構わないし、魅力的な人間じゃなくたって生きていてもいい。 

それは皆素敵な個性になるんだ。アンミカ曰く白には200色あるらしい。俺たち人間はどうだ?70億色以上あるじゃないか。1人1人が自分自身を持つことが一番大事なんだ。人に何を言われたって気にしちゃいけない。君は君らしくいるのが一番重要なんだ。

以上を踏まえて、面白いと思うもの、言ってごらん?


え……アンミカ?うわ、センス無。おもんな。芸人の猿真似じゃん。ダサ。コモドドラゴンに噛まれて、唾液中のバクテリアに侵されて動けなくなったところを、意識あるまま貪り喰われろバーカ。