ども。鳥居です！
僕は今年43歳になるんだけど
この歳になっても
幼い時に感じていた気持ちを
いまだに引きずっていたりするんだよね。
むしろ
子供の頃の影響の方が
大人になってからの生きづらさに
大きく関わっていたりするんだよ。
『いつも人の顔色うかがっちゃう』とか
『嫌われることが怖すぎる』とか
そういう人のご機嫌を取ろうとするのも
実は子供の頃の影響だったりするんだよね。
『人の目とか気にしないで生きたい』
『愛想ばかり振りまくのに疲れた』
そう思うなら幼い頃の記憶と今の自分を
きちんと切り分ける必要があるの。
僕は幼い頃から社交的な人でさ
誰にでもすぐに声をかけて
誰とでもすぐに仲良くなるような子供だったの。
人を笑わすのが好きで
いっつもおどけているような
お調子者だったんだ。
前まではみんなに笑ってもらって
喜んでもらえるのがうれしかったんだけど
大人になるにつれてそれが苦しくなってさ
『なんでじゃろ？』って思ってたの。
そしたらね
子供の頃に『みんなにわらってほしい』
っていう気持ちは
実は寂しさの裏返しだったんだよ。
うちの家庭は兄貴が家で暴れてて
いっつも殺伐としてたの。
兄貴は僕と6歳も違うんだけど
僕がまだ小学校低学年の時に
反抗期というか
兄貴は兄貴で外でストレスを感じて
そのストレスを自分で発散できずに
家族に当たり散らしてたんだ。
僕なんかは小さくてよわっちいからさ
兄貴にとって当たりやすいやつだったと思うよ。
いつも殴られてた記憶があるよ。
あれはある意味虐待ですな笑
はっきり認識してたわけじゃないんだけど
家の中がそれだけ殺伐とすると
『外だけでも楽しく過ごしたい』
って僕はおもっていたんじゃないかな？
だからみんなに笑っていてほしかった。
誰か機嫌が悪かったり落ち込んでたりすると
すかさず見つけて声かけたりしてさ
誰もが楽しくいられるように心がけてたんだ。
でもそれは相手のためとかじゃなくて
みんなの笑顔がみたいとかじゃなくて
自分のためなんだよ。
不機嫌な人を見れば兄貴を思い出して
攻撃されると怯えてたんじゃないかな？
これは今でも引きずっててさ
人の顔色や機嫌をうかがったり
周りの皆が機嫌良くいてほしいって思ったり
一見悪いことじゃないように思えるけど
それで苦しくなってしまったということは
やっぱり無理してたんだと思う。
苦しくなってるっていうのは
幼少の頃に植え付けられた嫌な思い出が
いまだに足を引っ張ってる証拠だよね。
そんな風に苦しくなったり
生きづらくなることから抜け出すには
幼い頃の記憶と今の自分を切り分けるということ。
不機嫌な人がいたり
落ち込んでいる人を見たりすると
つい幼い頃の記憶と同化して
自分がまた攻撃されるって思ったりする。
周りが楽しそうにしてくれないと
殺伐とした家を思い出す。
でも
今はもう昔とは違うんだよね。
殺伐としていたあの頃とは違うんだよ。
今ならさ
全員が同じく楽しくなることはないし
不機嫌なのは自分のせいでもないし
楽しくさせようとしても
楽しくなるのは相手だから
自分の楽しいを押し付けない方がいいとかさ
そういうのわかるじゃない？
それなのに
幼少の頃の記憶とごっちゃになってるから
幼少の頃に感じていた
殺伐とした家庭の記憶から逃げるために
ずっと周りに気を使ってるんだよね。
周りに気を使えば
自分の殺伐とした嫌な記憶にふたができるから。
でも
それで苦しくなってしまったら人生最悪だよね。
だからさ
今と昔はちがうんだって
別に気を使わなくても攻撃されないって
きちんと認識することって大切で
幼少の頃の記憶から離れて
今の自分を生きることが重要なんだよ。
人の笑顔が見たいとか
人に気を使えるとかって
とても素晴らしいことなんだけど
それで苦しくなるのは問題だよね。
苦しくならなければ
とっても強力な武器にもなるから
うまく付き合っていけるといいよね。
あなたの今日が良い日でありますように。
鳥居剛志
人の顔色ばかり伺ってるそこのあなた！
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