今日も元気なあなたへ。
あなたにはこだわっているものがありますか？
ずっと続けていることでも
最近始めたことでも
今力を入れていることが
あなたにもあるかもしれません。
こだわりを持つことは
決して悪いことではありません。
悪いことではないのですが
こだわりにこだわり始めてしまうと
ちょっとやっかいになってきます。
こだわりにこだわるというのは
自分のこだわっていることが
『たいしてメリットがない』と
わかっていながらも
やめられない状態のことです。
人には
これまで時間やお金などを
たくさん使ってきたものに対して
たとえメリットがなかったとしても
それが間違っていたとしても
こだわり続けてしまう
という傾向があります。
自分が一生懸命力を入れてきたものが
全く効果がなかったり
逆に損をしていたとしても
『認めたくない』と思うのは
わかる気がしますよね。
しかし
こだわりすぎてしまい
大変な損をしてしまったり
しんどい状況から抜けられなくなるのは
避けないといけませんよね。
こだわりすぎてしまい
失敗したり苦しくならないためには
どうしたら良いでしょうか？
それは
「こだわりを変化させる」
というのがおすすめです。
時間やお金などをかけて
一生懸命積み上げてきたものには
とても愛着がわき大切に感じることは
当然だと思います。
そんな大切なものを
『捨てなさい』とか
『あきらめなさい』などと言われれば
反発したくなるのもわかります。
そうであるならば
こだわりを変化させていってはどうでしょう？
こだわっていることはそのままに
どうしたらよくなりそうなのかを考え
形を変えていくんですね。
形を変えるためには
こだわりを分解する必要があります。
こだわりというのは
漠然と大きな一つの塊のように見えますが
実はいろんな要素がたくさん絡まっていて
こだわりが強い部分があったり
逆にこだわっていない部分もあったりします。
強いこだわりは残しつつ
柔軟に変化していきましょう
ということですね。
こだわりにこだわり始めてしまうと
やっかいなことというのは
けっこう奥が深くいもので
状況が苦しくなればなるほど
「さらにこだわり始めてしまう」
という負のスパイラルに入ることがあります。
例えば
自分でお店を始めたとしても
全く売れなければ
どこかでお店をやめないといけません。
もしくは
売り方を変えるとか
商品を変えるとか
何かしらの変更が必要になってきます。
しかし
今まで自分で努力して作り上げてきたために
変えられないしやめられないわけです。
そうすると
借金だけが増えていったりするなど
苦しい状況になっていってしまいます。
いよいよ首が回らなくなってきた時に
やめるか変わるかの選択を迫られますが
実はここでもこだわってしまうものなのです。
苦しい状況になればなるほど
『こんな状況になるまでがんばってきた』とか
『ここまでがんばってきたんだから』など
それまでの積み重ねてきた時間やお金などを
『回収しなければ』という気持ちになります。
すると
さらにこだわりが強くなり
深みにハマっていってしまいます。
負のスパイラルに入ると
人の忠告などに耳を向けることが難しくなり
自滅するまで続けようとすることがあります。
自滅してから気づくのでは遅いですよね。
こだわることは悪いことではありません。
悪いことではありませんが
やはりきちんと冷静に見直すことは必要です。
負のスパイラルに陥る前に
自分が今がんばっていることが
「効果があるのか？」
「間違っていないのか？」
ということを点検していきましょう。
こだわりは正しく使うと
とてつもなく力になってくれます。
こだわりを味方につけて
今日も強気で過ごしましょう。
あなたの今日が良い日でありますように。
鳥居剛志
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