あなたの一番やる気が出るときはいつですか？
例えば
営業の人が一番やる気がみなぎるときは
目標に向けてこれからがんばるときではなく
売り上げ目標が達成したときでもないんです。
実は営業の人が一番やる気がみなぎるのは
売り上げが達成する直前です。
つまり
『もう少しで売り上げが達成できる』
そう感じた瞬間がやる気が盛り上がります。
人の脳には何かを手に入れる直前が
一番ドーパミンという成分が出るそうです。
このドーパミンという物質は
快感や幸福感を得たり
意欲を作ったり感じたりする
脳の細胞の一種のことですね。
同じような経験を感じたことが
あなたにもあるのではないでしょうか。
例えば
ゲームをしていて
クリアできそうになると
『もう少しやりたい』となったり
あるいは
スポーツの練習をしていて
うまくいった瞬間があると
『次はできるようになるかも！？』
そう思ってさらに練習に没頭したりと
「手に入れらそうで手に入れられない」
そんな微妙に届かない感じが
僕たちのやる気に火をつけるわけですね。
江戸時代で浮世絵で活躍した葛飾北齋は
亡くなるときに
『あと10年、いや、あと5年生きられたなら
最高の傑作を描くことができる』
そう言い残して亡くなったそうです。
葛飾北齋は亡くなる間際まで
やる気に満ち溢れていたわけですね。
それは
『まだまだ描けるのに』
といった悔しい気持ちも持つと同時に
充実感や幸福感も感じていて
とても幸せな最後だったのではないかと
僕は想像しています。
目標や目的というものは
達成するために持つものですが
目標や目的が大きければ大きいほど
達成できてしまった後に
心にポッカリと穴が空いてしまい
達成して満足感を得られると同時に
喪失感を感じてしまったりします。
もちろん目標や目的は達成するものです。
しかし
目標や目的を達成した後のことまで
漠然とでも想像しておかないと
燃え尽きてしまう原因となり
過去の栄光にばかりぶら下がる
虚しい人になってしまいかねません。
そういった意味では
常に何かを追い求め続けていることが
やる気を感じ続けられ
人生に張り合いを持たせてくれることで
満足度や幸福度を上げてくれるのでしょう。
そうは言っても
毎日やる気を持ち続けるということは
なかなか難しいのではないでしょうか。
目標を達成する直前がやる気が出るとしても
『目標を達成する直前までにやる気がほしい』
というように
売り上げが達成する直前よりも
そこまで売り上げを積み上げる間の方が
やる気が必要だったりしますよね。
そこでおすすめするやる気を出す方法が
「毎日達成する」です。
最初目標に向かうときは
当然ゼロから始まるわけですが
最初始めたときというのは
『がんばるぞ』と意気込んでいるので
やる気がそれなりに出ている状態です。
しかし
目標までのスパンが長すぎると
やる気が少しずつ落ちていってしまい
「目標を達成する直前」に行く前に
やる気がなくなっていってしまいます。
やる気が出ないとパフォーマンスも落ちるので
さらに進み具合が遅くなり
目標に近づくことができなくなります。
伸び悩んでくると
目標に達するまでの距離を遠く感じるため
さらにやる気が落ちていってしまいますね。
そうして
目標を達成する直前に行く前に
あきらめるという結果になってしまいます。
そこで
毎日達成するという手法を使います。
例えば
先ほどの営業のお話ですと
毎日の売り上げの目標を立てる
ということになりますね。
毎日に目標を作って達成するのは
どこの企業でも行っていますね。
しかし
売り上げの数値だけ達成するのでは
やる気を持続させることはできません。
なぜなら
やる気は数字という結果ではなく
数字を達成したプロセスに感じるからです。
つまり
『自分の説得で契約が取れた』とか
『自分独自の売り込みで商品が売れた』など
「目標の数字をどうやって達成したか」
ということがやる気につながっていきます。
もちろん数字を設定することは大事です。
それと合わせて
『売り上げを上げるためにこれをやってみる』
というような行動の目標を立てると
やる気につながっていくでしょう。
やる気を出して
常に何かを追い求め続けるのは
疲れてしまうこともあるでしょう。
だからこそ達成感が必要になります。
やる気は上下を繰り返すものです。
うまくやる気をコントロールして
毎日をエネルギッシュに過ごしましょう。
鳥居剛志
今日のあなたのやる気がどうですか？
やる気をコントロールするためには
誰かに認めてもらえることも効果的です。
『自分はがんばってる』
ということを認めてくれる人がいると
やる気がさらに上がりますよ。
『やる気を上げたい』
そう思ったらご相談ください。
僕があなたの背中を押させてもらいますよ。
ご質問もお待ちしています。
