梅干しやレモンといった

「酸っぱい食べ物」を想像すると

唾液が出ますよね。

 

あるいは

ラーメン好きの人は

ラーメンの映像を見たら

よだれが出たりしますね。

 

 

 

 

これは「条件反射」と言って

パブロフという人が見つけた現象です。

 

何かを見たり聞いたりした時に

体が勝手に反応することを言います。

 

 

 

 

この「条件反射」は

生まれつき備わっているものではなく

生きてきた中で学んできたことに

体が反応しているってことなんです。

 

 

つまり

以前に酸っぱい食べ物食べて

軽くもだえたあなたは

これは「酸っぱい」ということを覚えたため

写真を見ただけで「酸っぱい」を思い出して

よだれが出るわけです。

 

 

 

 

 

実は

この「条件反射」を利用することで

習慣を身につけられるんです。

 

 

 

 

 

僕は実際に条件反射を利用したことがあるので

その時の体験をちょっとお話しますね。

 

 

 

まだ僕が30代の頃ですが

ダイエットのためにランニングをしていて

毎日10キロ~30キロくらい走ってました。

 

僕は毎日音楽を聞いて気分を上げてから

走りに行くようにしていました。

 

しかし

ダイエットに燃えていたとは言え

やはり毎日走るのは大変で

やる気が落ちて嫌になることもありました。

 

 

ある日

『今日は行きたくない』と思った日があって

『やめてしまおうか・・・』

と悪魔が囁いていたのですが

とりあえずいつもの音楽を聴いてみると

不思議なことに

『走りに行こう』という気になりしたね。

 

また

聴いていた曲がアップテンポだったので

聴いてるうちにテンションも上がってきて

気分よく走れていました。

 

 

 

まさにこれが「条件反射」ですね。

 

 

条件反射を体に刷り込むためには

どれくらい続ければいいのか?

というのは一概には言えないのですが

僕の場合だとおよそ2~3ヶ月ほどで

効果を感じたように思います。

 

 

 

 

 

あなたが何かを習慣にしようと思ったら

好きなことをセットにするといいと思います。

 

ポイントは「好きなこと」「やる前」です。

 

 

「酸っぱい」=「梅干し」

となるようにするには

好きなことをセットにした方が

効果は高いですから。

 

 

 

 

 

そして

条件反射には段階があって

心の奥底まで根付いているものもあれば

そんなに深くないものもあります。

 

 

例えば

僕は水の音を聞くとおしっこしたくなりますが

これは意識するしないに関わらず

自動的に反応してしまいます。

 

 

このケースに関して言えば

僕のすごく奥深いところに影響して

習慣の一部になっているのだと思います。

 

 

 

 

 

 

僕は寝る前にストレッチすることを

20年くらい続けていますが

いまだに深いところの習慣には至ってないので

条件反射を利用するにも

習慣化しようとするものによって

利用しやすかったりそうでもなかったり

限度があったりするなど

程度の差はあるのかなと感じてます。

 

 

 

 

 

条件反射は誰もが経験していることなので

けっこう飲み込みやすいかと思います。

 

 

あくまでも手助けであって

補助的な役割ではありますが

自分の習慣をサポートしてくれるので

ぜひ活用してみてください。

 

 

 

 

鳥居剛志

 

 

 

 

あなたはどんな条件反射がありますか?

体に覚えさせる行動なので

1度覚えると忘れにくいですし

ストレスなくできることでもあります。

 

条件反射にするためには

何度も繰り返す必要があります。

『繰り返すのはちょっと大変』

という人はご相談ください。

始めるきっかけを僕が作りますよ。

口うるさい母親のように

逐一声掛けしますね(笑)

(ってそれは条件反射とは違うか笑)

ご質問もお待ちしてます。