以前、「前置き」についての記事を書きました。

 

「前置き」っていうのは

 

『知ってると思うけど…』とか

『前にも言ったけど…』など

 

話を始める前に一言付け加えることです。

 

 

よく先輩や上司が使いがちな言葉ですね笑

親とかも言ってますね。

あとは、偉そうな同僚笑

 

僕もよく使っていました笑

 

 

 

 

 

自分の伝えたい言葉と

相手が受け取る言葉は

同じ言葉であっても全然違う

という記事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

この「前置き」

実はかなり自己中心的な言動

なんです。

 

『そんなバカな!』とお思いですか?

『意味わからん!!』と思われますか?

 

 

 

 

 

 

「前置き」するのはなぜでしょう?

 

僕の場合は

相手への気遣い、配慮から

『何度も言ってごめんね』

というニュアンスで使っていました。

 

 

しかし、それは本当でしょうか?

それって相手のせいにしてませんか?

本当は自分を守るためじゃないですか?

 

『ん?自分を守る?』

『何それ?』と思われますよね?

 

説明させてください。

 

 

 

 

 

『何度も言ってごめんね』という言葉

これは相手を気遣っているわけではなく

本当の意味は

「何度も言う自分は間違ってない」

と自分を正当化したい言葉なんです。

 

もしくは

「何度も同じことを言えば嫌われる」

と思っているため

あらかじめ

『何度も言ってごめんね』と

最初に断っておけば相手は

“理解してくれる”

“嫌わないでいくれる”

と自分で自分を安心させているんです。

 

 

 

 

つまり

ただの自己中心的な言葉なんですね。

 

でも自己中心的な発言を

胸を張って言えないし

安心したいだけなんて

なんか弱々しい感じがして

とても言いにくい…

 

だから

「相手のため」と大義名分を歌うことで

堂々と言えちゃうわけですね。

 

 

 

 

上司だって

「部下に嫌われたくないから」とか

「ただ威厳を示したいだけ」とか

ただの自己中とは思いたくないので

「前置き」して誤魔化すのです。

 

 

さらに

「前置き」するってことは

自分は「何度も同じことを言う人だ」

ということを「理解してほしい」

相手に対して押し付けているわけです。

 

 

例えば

『何度も言ってごめんね』は

『自分は何度も同じこと言う人間じゃないんだよ』

と言いたいんだと思いますし、

 

『知ってるとは思うけど』は

『あなたを馬鹿にしているわけではないんだよ』

と言いたいのだと思います。

 

 

 

 

 

自分でそこまで認識しているかは別ですけど…。

 

むしろ自分でわかってやっていたら

それはそれで腹黒いだけですね笑

 

 

 

 

 

 

相手を気遣うつもりで使っていた「前置き」

 

言われた相手は

『気遣ってくれている』と感謝するどころか

逆にイライラしたり

『何言われるんだろう…』と

身構えていたりします。

 

 

 

 

僕としては

仮に何度も同じことを言っていても

それは全然ありだと思います。

 

それだけ大事なことだったり

どうしても伝えたいことなわけです。

 

同じ言葉でも

その時の状況で

意味合いも変わってきます。

前に言われた時はわからなかったけど

今なら理解できるなんてことは

たくさんありますよね。

 

 

 

 

 

相手のためと思っていたり

良かれと思っていたその言葉は

実は自分のためだったということを認めて

堂々と言ってしまいませんか?

 

その言葉をどう受け取るかは相手次第

そこはあなたにはどうにもできません。

あなたはあなたの伝えたいことを

精一杯伝えればいいのだと僕は思います。

 

 

 

 

鳥居 剛志

 

 

 

 

つい言ってしまう「前置き」ってありますか?

『私は前置きなんてしないぜ』って言うあなた

よくよく思い出してみてください。

気づいたら使っているかもしれませんよ〜

これって「前置き」?って思ったら

ぜひ一度ご連絡を!

前置きマスターの僕が判断してあげましょう笑

ご質問やご相談もお待ちしてます。