5月25日厚生労働委員会で「働き方改革」一括法案が強行採決された直後、UNIEQのみなさんと一緒に川崎駅東口で抗議のスタンディングを行いました。

UNIEQは公正・平等な社会の実現を目指し貧困・格差を無くしかけがいのない個人の尊厳を守るために団結し、行動するグループです。

裁量労働で働いていた方、フリーランスで働いている方など交代でスピーチを行いました。

 

 

法案の中に含まれている「高度プロプロフェッショナル制度」は「8時間労働」「1時間の休憩」「残業代の支給」「深夜労働の際の割増賃金」などの労働基準法の規定が適用されなくなります。48日連続、24時間休みなし・残業代なし・深夜割増なしで働かせても違法ではないということです。長時間労働の実態を改善させる労働者のための法案ではありません。

 

自民、公明両党が人の命がかかった法案を、数の力で強行採決をしたという報道を聞いて怒りに震えながら私もスピーチを行いました。これ以上労働者を働かせて働かせて、搾り取ろうというのか。国をつくっているのは99%の国民・労働者です。働く人を粗末にする社会には未来はありません。

 

私は銀行で17年。神奈川県建設連合国民保険組合で8年働いてきました。労働組合では水曜日は残業をしないで帰ろう!年休をとろう!と忙しいけれどみんなで工夫をしながら労働時間短縮に向けた取り組みを行ってきました。

建設組合では、アスベスト被害が大きな問題になり被害者が声をあげ裁判で闘っています。国や企業は危険だと知りながら人の命よりも儲けを最優先にさせ、アスベストを使い続けてきました。

人間の命よりも儲けを最優先にする国のありかたはアスベスト被害も今回の法案も根っこは同じものです。

 

これ以上犠牲者を出してはいけない。この法案、許すものか!

引き続きみなさんと力を合わせて、廃案に追い込むまで声を上げていきます。