どうもです。ゴトロニです。
久々に為替相場の変換点が訪れたようです。というか、個人的には今でもまだ先だと思うし、ちょっとどういうことなんだと思わずにはいられない円買いが発生して7/22の週は終えました。
ずっとこれなんだけどなー。まぁマーケットは未来を織り込みに行くのが本質なので分かるのですが、そこに7月の下げアノマリーとヘッジファンドの悪ノリが起きたのかと思うようにしています。
さて、それだけならここを更新する必要はないのですが、大局的に煮詰まりつつあるのは明白です。これまでノー波乱で円を売っていた身からすると、そろそろ成功バイアスに完全汚染されてしまっている頃合いのような気もしており、そうなると正常な判断ができていないのかもしれません。
そして、先に言っておくと、もうそんなほいほい円を売るような真似はしない方が良いかもしれません。自分も様子見しながらという条件付きですが、資金注入とスワップだけで買い増しせず凌ぐターンに切り替えようと考えています。
とりあえず、目先に流れ上とんでもなく注目を集めることとなってしまった大きなイベントが今週は立て続けに用意されています。こういう時って、短期ですら上手く行かないことが多いので、今週は一切を無視しようと考えているくらいですが、ポイントと見解を置いておきますー。まぁ参考にはならないと思うけど、一つよろしやす。
7/29…特に無し(ガチで)
7/30…欧州主要国のGDP速報値、CPI速報値
7/31…①日銀政策金利会合(終了後発表)
②FOMC会合(終了後発表)
8/1…ISM製造業景況指数
8/2…③米雇用統計
この①~③について本来はデカい他の指標も全て置き去りにするほどの重要度へと成長しております。
で、普通に考えると、①と②も今回は据え置きで確定。問題は、この先を見据えた部分のコメントがどうなるかってことなんですが、①は口先で何もできないのが現状です。賃金さえ上がれば利上げして、金利を0.50~1.00%まで上げておけるとは思いますが、PB黒字化を急ぎたい財務省がウンコすぎて却って足を引っ張っている状況なんだってば。でも、無理に0.25%に上げるのでは? なんて恐怖が今、世界を覆っています。それをやって上げても次が続かんと思うがな。強気派は、アベノミクスを選択しておいて結果が残せていない以上、逆に反感を買って円売りが止まらなくなるだけ、という意見も多いです。個人的には、そうなるかー? って気もしますが、よく分からんです。日米の政治的な思惑を優先したとしても、それはトランプ師匠に決まってからでいいんじゃね? 秋でいいだろって感じです。
②は毎月出される好指標の裏で着々と悪化している数字が出てきているのがポイント。まぁ、そもそもが金利を上げて景気をコントロールするってそういうことなんですけども、月面に軟着陸する探査機のように万事上手くいくようにして手柄にしたいのかなって欲が見えているんですね。そこへドル安に導いてアメリカ製品を売り捌きたい政策方針と米金利が激突する流れが生まれた状況です。でもって、ドル安にしたら、アメリカのインフレが加速するということになるので、どうするんでしょうね(ニヤニヤ)な部分も生まれるわけです。トランプ師匠はなんだかんだで現実主義だと思うので、折を見てドル安へという形にするとは思うけど、どうなんでしょうというイメージです。
③は出たとこ勝負。状況次第で波乱ナシの肩透かしから、売り買い大交錯の血みどろの事態になるまであり得るので静観が一番でしょう。個人的には、結構良い数字が出て「え…これで利下げはあり得ないし、高金利でも落ちないって何??」みたいなことになるんじゃないかなと思っています。