夢の中で文字を読んだことがあるでしょうか?
どんな文字でしたか?
とらえそうでとらえられないあまり記憶に残らないものではなかったでしょうか?
久々にライトノベル風の作品を読んだら、それにひとつの答えを与えてくれるような作品でした。
『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』宮澤伊織(ハヤカワ文庫2017/2/25)
裏世界に入りこんで怪異と戦うはめになる女子二人の話。
「きさらぎ駅」や「時空のおっさん」など、ネットの怪異談がうまくちりばめられていて、楽しめました。
作者による怪異の解釈はやや難解ですが、なぜ裏世界で字が読めないかの説明にはなってます。
裏世界、お話にしたら楽しいですが、実際にあったらやはりこわいですね……!