神戸市中学校給食 センター方式化への道

 

いま、令和3年度(2022年度)の神戸市予算議会が開催されている

その中で一つ、市民というか子供たちのために大きな前進を遂げそうなのが神戸市中学校給食政策である


 

一言でいうと

給食業者が弁当箱に盛り付けてから各校に配送、また、給食を食べるかどうか選択する方式であった、ランチボックス・デリバリー方式を改め

給食センターor近所の小学校で作った食事を食缶で教室まで配送し、教室で配膳を行う形式、また全員が喫食する方式への変更となる

 

 

いわゆる、小学校と同じクオリティで食べることが出来るようになるための調査予算が計上予定されました!

 

長年訴えてきた中学校給食センター方式化・全員喫食がやっと実現する方向へ動き出しました

2014年から始まった神戸市中学校給食ですが、当初から評判も良くなく、異物混入などの問題もあり、当初の委託事業者が契約解除になるなどまあ無茶苦茶でした

やっと方針転換させる事ができた訳ですが、ハッキリ言ってこの7年間中学生の皆さんには長く我慢をさせてしまいました、また、給食をあきらめた保護者の皆さんにもお弁当を作るという大変な時間を頂きました(これについては愛情弁当ですから、作りたかったという保護者の方もおられたのは事実です)

 

さらに導入までの準備がかかるため、本格実施まで数年とされているため、こどもたちを待たせてしまうことになります、いま中学生の皆さんが卒業するまでに導入することは難しいかもしれません。。

何でこんなに遅くなってしまうのか、これはまた後で書きますが・・・

 

↓いまのランチボックス給食(大人が食べると普通においしいですが、こどもからは不評 喫食率30%程度)

 

これからは

どのように導入していくのか?に議論が集中される事になります

神戸市はとても広いですから

親子方式導入可能なエリア選択=小学校の給食室の能力や生徒数によって近所の中学校の分も給食を作れるかどうか?

逆に、子供が多く給食室の余剰能力が無い地域では、給食センターの設置が必要になりますが、この場合でも現状東灘区にランチボックス給食のセンターを整備してくれている民間企業の万福さんなどの工場をそのまま転用できないのか?

あらたに整備する場合でも、市が整備するのか、民間整備にするのか?

また、新規センターについても、市が運営するのか民間に任せるのか?などが論点になるでしょう

過去の失敗に学び、生産能力のない工場に多くを任せるわけにはいきません、3万人以上いる中学生に安定的に、暖かくておいしいものを提供するためには、しっかりした能力(キャパシティー)を備えたセンターを複数用意する必要があるでしょう

 

他にも、給食センターを作る場合には、地域のお母さんたちに是非ともお手伝い頂きたいと思うのですが、少しでも多くのお給料をもらっていただくために、センターの運営については民営か直営かについてはこの要素も含めて考えていかねばと思います。

 

 

 

ここからは過去の経緯・考察などをお書きします

 

まず、給食の実施方式についてですが

・自校調理方式

 市内中学校82校に、自前の給食室を新設する

・親子方式

 小学校の給食室で作った給食を中学校に運ぶ方式

 こどもが減っている地域では親子方式は可能だが、給食室に余剰生産能力が無い場合は、中学校に給食室を作るか、センター整備が必要

・センター方式

 市内に給食センターを新設し(検討段階では4か所)そこから各中学校へ配送する方式

・デリバリー方式

 民間設置の給食センターから、食缶で配送または弁当箱に盛り付けた弁当を各校の弁当注文者に配送する方式

 

2014年の導入までに検討されたのは、これらの方式のうちどれを選ぶかというものだったとの事。

全員の栄養状態を良くするためには全員喫食が良いとする考え方と、中学生には愛情弁当を食べさせたいという考え方があり、意見が衝突する事もあったといいます。

その中で、間をとる?形でデリバリー方式のランチボックス形式という現状のものが選択された訳です。いわば妥協の産物だったのです。

 

また、上記資料は2012年の検討委員会でのものですが、これを見ると、最も安価で現方式が導入できるように見えます。ですが、全ての方式について、市内で統一したものとした場合の数字になってしまったり(例えば、センター方式+親子方式を地域によって組み合わせるなどは考慮されていない)こどもがおいしいと感じるかどうかの費用対効果が考慮されていない点など、決定プロセスには大いに問題があったと思われます。

今回の、方針転換後の検討では、このような事がないよう、しっかりと見ていきたいと思います。

 

 

2014年の導入直後に異物混入事件が発生し、一旦中学校給食は休止、その後、事業者を選び直して現在3事業者にて同方式による給食を実施しています

 

しかし、選択方式にした現方式は、おかずが冷たいなどの理由から敬遠され、全体的な喫食率は30%程度しかありません。

他にも、男子には量が少なすぎるなどの理由があります(アンケート結果)

 

その事故があったときに、方式そのものの問題点から、センター方式への転換をするように取り組んだが、変えることが出来なかったのです。

これは、一度決めた事を進めようとする役所の性質もありますが、センター方式に反対の議会メンバーも存在したことが大きいです。

役所の事なかれ主義を打ち砕き、改革を進めるのが我々の役目なのですが、これが出来なかった事は私自身も責任があると本当に後悔しています。

 

こどもたちに本当に優しい市政になるよう、全力で取り組みを続けます。

神戸市会議員

五島だいすけ

神戸市会議員 五島だいすけ 市政報告

↑2015年市政報告