長崎での第二種電気工事士技能試験が終った時、時間があったので本屋さんへ寄った。
玄関口で本屋大賞の「海賊とよばれた男」という本がならんでいた。
一度読みたいと思っていたので、上巻を買ってきた。
読んでいくうちに、私の親父とダブって涙が出てきた。
私の親父も戦争でシンガポールに従軍したと聞くし、苦しいこともあったろうと思う。
その時に、人間としての尊厳を保てるか、私利私欲に走るか。
親父からは仕事で、起業の利益よりも企業人としての行き方を学んだ。
「海賊とよばれた男」では、その考え方をグローバルに実践する様が随所に出てくる。
当時は、軍部に楯突く事はタブーであったろうに「悪いことは悪い」と言えない時代であったろうにそれを、ちゃんと「悪いことは悪い」という、凄い。
既得権益よく耳にする言葉である。
日本は世界でも最大の借金国で、今回のアベノミクスはその借金を更に上乗せして
借金を増やした。
そのアベノミクスの数本の矢に、まさか既得権益はないと思うが、ここで間違うと借金だけが増える。
今こそ出光佐三の考え方が必要であろう。








