土鍋。オール電化の家庭では使われなくなってしまった、カセットコンロ専用及び鍋料理専用の調理器具。
暖まりにくいが冷めにくい。いかにも『蓄熱しています私』的な機能は鋳物の薪ストーブとの相性は良さそう。
西洋のおしゃれな調理器具、野趣あふれるアウトドア用調理器具等色々ある中、コストパファーマンスに於いても優れた調理器具だと思うわけです。
今年の秋、大量に収穫した信州松本の波田農協産『ふじ』を本来ならあるべき姿で頂くべきところを、消化計画が若干遅れ気味となり、大変申し訳なかったのですが、薪ストーブと土鍋の相乗効果及び、遠赤外線効果により『ジャム』化させて頂きました。
【材料】
小さめの『ふじ』4個約700グラム
グラニュー糖約250グラム
レモン果汁ぐるっと一回り半
粉末シナモン4振り
【使用調理器具】
薪ストーブ1つ
名古屋味噌煮込みうどん専用あるいは寂しい一人鍋用の土鍋Sサイズを2つ
りんご2個分を薄めにスライス。残りを厚めにスライスし、それぞれを土鍋小に敷き詰めつつ、シナモン少々とグラニュー糖をまんべんなくふりかけストーブトップへ。
グラニュー糖がコントロールの難しい薪ストーブの温度でカラメル化、炭化する事を防ぐ為、ストーブトップの両肩を定位置として、たまに様子を見つつ放置。
放置する事、5時間位?晩酌をして一眠りしてしまったので、正確には覚えておりませんが、失敗。
理想は3時間くらいかな?
厚切りにした方は原型を残しつジャムの果肉担当として艶やかな輝きを放っております。
仕上げにふたつの異なるジャムを混ぜ合わせ、レモン果汁を加えて、ペクチンによる更なるジャム化を促進させフイニッシュへ。
初めてにしては上出来のりんごジャム。
『ふじ』独特の甘みはグラニュー糖に負けておらず、正しいりんごジャムの完成。
薪ストーブと土鍋の相性は相当いいのではないかと思うのであった。