斧と薪と熾きの日々-suto-bu




やってきました『アンコール・エバーバーン』


新車の納車の時より、よりわくわくどきどきします。この日の為に、里山通いをし、せっせと薪割りをしてきました。



最も乾燥状態によりストーブで焚けるのは2年後になりますが・・・・・・・・・・。



完璧に乾燥した薪は1束500円位はしますので燃費を計算してみます。


灯油18リットル約1170円で2週間保つとし、薪は1日1.5束位使用すると仮定して、2週間で約21束、10500円になります。


灯油の約9倍とめちゃくちゃな高級燃料で『ウラン』でもこんなにしないと勝手に思っているのです。


でも薪割りをはじめてその重労働と手間から、この価格は妥当なものと悟りました。やはり薪は自前で調達しないと、維持は出来ません。



さらに身近な計算をすると、私は2年前に禁煙しましたが、年間のタバコ代と一冬の薪代がほぼ釣り合う試算となります。



斧と薪と熾きの日々-ストーブ①




ストーブの納入時に業者にお願いし、薪30束頂きましたが、そんな高級燃料は試運転には大量投入は出来ません。



しかしここは雑木林を切り開いた宅地。リビングの向こうはメジロが集う雑木林。2分も歩けば、持ち切れない程の小枝・中枝が入手出来ます。段ボール箱を片手に鋸と枝切りバサミを携帯し、数分歩けば箱は一杯になりました。



早速試運転、試運転。




斧と薪と熾きの日々-ストーブ②



中枝をどんどん投入すると、炉内は黄色い炎で『こ~っ』と静かにうなりながら温度計はみるみる上昇。


慣らしは『200度位でお願いします』といわれたのに、一気に突破。




『いかん、いかん』とつぶやきつつ吸気レバーを向うに絞り、2次燃焼レバーを手前にシフトしたときはすでに目盛りは300度を通過中。




操作後一瞬のうちに、炎は心なしか柿色に変化。まるで『めらめら』とつぶやくようにゆったりまったりと燃え出しました。




里山で行うおんどりゃー的な野焼きとは全く異なる、あまりにも上品なこの燃え方はいったい何だ?




恐るべし薪ストーブ。