斧と薪と熾きの日々-野焼きマスター


湿った落ち葉を熊手で三掻き。焚き付け用の小枝を一束。

軽く絞った新聞紙3、4枚。

禁煙で放置されていた『何ちゃってZippo』にシングルバーナー用のホワイトガソリンを入れ、着火。

落ち葉に含まれた水分を飛ばす為、新聞紙数枚を軽く埋め込む。

しばらく奮闘してようやく小枝に着火。

意味も無く、杉の葉をかぶせて『ばちばちば』と一瞬だけ燃え上がる炎に見とれる。

水蒸気とヤニが燃える真っ白な煙が、風に運ばれ、里山の下の田んぼにたまっている。

ストーブには使いづらい形の薪を5、6本重ねてくべる。

しばらく薪枝作りにいそしみつつ、焚き火をいじくる。

やがて正しい熾きが出来上がり、煙の向こうに満月が上がっていた。そんなある日の一コマです。