入試偏差値50の高校から国公立理系大学を目指す方法

入試偏差値50の高校から国公立理系大学を目指す方法

偏差値50程度の大学から,国公立大学に入学することは可能でしょうか?
普通科ではない「専門学科」・「総合学科」という選択肢から国公立大学を目指す方法について,専門学科に勤務している現役教員の視点からお伝えしていこうと思います。

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このブログで,なぜ国公立大学の理系学部に限定しているかをお話ししたいと思います。

国公立大学の学費も年々上昇し,私立大学の学費との差もかなり小さいものとなってきました。
しかし,未だに理系国公立大学と理系私立大学の授業料には大きな差が存在しています。

初年度納入金の比較
設置区分学部初年度納入金
国公立大学文・理系817,800円
私立大学文系1,153,279円
私立大学理系1,491,479円


また,国公立大学は現在は独立行政法人として活動していますが,教員一人に対する学生数の割合が,私立大学よりはかなり恵まれています。

つまり,理系の国公立大学に進学するということは,私立大学よりもはるかに安い金額で,より充実した教育を受けられる可能性が高いと言えます。

また,専門学科では,商業・福祉などの学科を除き,ほとんどの学科に対応する大学の学部が理系に該当する学問になります。

このような理由で,このブログでは,専門学科での学習を通じて自らのやりたいことを発見し,大学でのさらなる学びに繋げるというキャリアを提案していきます。

はじめまして。
高校教員Nと申します。

「専門学科」・「総合学科」と呼ばれる高校をご存じですか?
普通科の高校と違い,専門教育を主とする高校です。工業高校や商業高校,農業高校などをイメージするとわかりやすいと思います。

現在では,
・農業
・工業
・水産
・商業
・家庭
・看護
・福祉
・情報
に関する学科が,専門学科として存在しています。

これらの高校に入学した生徒は,高校卒業後はそのまま就職してしまうのでしょうか?

いいえ。現在は,専門学科で学んだ生徒も,多くが専門的な内容と将来に対するキャリア教育を受け,さまざまな学びや体験で得たものを活用し,大学へ進学しています。

その際に,早くから専門的な内容を学んでいることが影響し,いわゆる一般受験では手が届かないレベルの大学に入学するチャンスも存在しています。

このブログでは,そのような学科での学びとそれを活用した大学受験への戦略について書いていきたいと思います。