日本画家・後藤真由美 Blog

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生命力をテーマに桜をメインに制作しております。

【平和への道-太陽の塔-(大阪府)】

 

1970年に開かれた大阪万博。

「太陽の塔」の頂部と正面にある二つの顔は、それぞれ未来と現在を表し、背面には過去を象徴する「黒い太陽」が描かれています。 

本来であれば正面の顔・未来の顔を描くと思いますがあえて過去の黒い太陽を描きました。

悲惨な戦争が続くいまこそ、私たちは過去の歴史に学び、未来に繋げねばなりません。   

私たちが望む未来の顔は私達が皆で作り上げるものです。

岡本太郎が生み出した塔を見るたびにそんな想いがよぎります。

 

1976年世界バラ会議にて殿堂入りの第1号に選ばれたバラが「ピース」です。

クリームイエローの花弁にピンクの覆輪が特徴のこの花を中心に平和を願って描きました。

 

この作品は「白寿生科学研究所」の広報誌、2024年春号の表紙絵です。

ちなみに私の地元である平塚市は薔薇の産地です。