先日、テレビでうつ病の特集をしていました。


内容は最近、新型のうつという病が若い世代に多くなってきたとのお話でした。


従来型のうつの方というのは何事にも意欲が沸かなかったり、人との接触の拒否や食欲の低下、眠れないなど、とても命に関わってくる大変な病気だと認識しています。


では、新型うつと言われるのは何が違うのかというと、専門家の方のお話では、通常うつの状態は自分に非があり自分を責めがちですが、新型は他人や周りの環境のせいにしてしまうそうです。


しかも、仕事や学校などに行けないけれど、楽しいこと(旅行や遊びなど)に対しては行くこともできるそうです。


ただのわがままにみえます。


しかし、病なのです。


厄介なことに、従来使われている薬が効かないと言っていました。


何故かと言うと、考え方、心が問題だからだそうです。


治療は、医師やカウンセラーによるカウンセリング(考え方を変える事)をじっくり行うしか方法がないということ。


原因はいろいろあるそうですが、自分の解釈としては、社会や教育の現場が昔とだいぶ変わってきた事かなと思います。


時代の変化に社会という外見だけ変わっていっても、人の心が取り残されているように見えました。


目に見える成果だけ追い求めてきた、現代社会の代償がこの病でしょうか?


しかし、とてもやっかいな病気です。


うつ病は心だけではなく脳の病気といわれています。


あまり、大げさにとってはいけないですが、軽く見ず、早めの発見、治療が必要なんだと改めて実感しました。




川本