梅雨が明けてから、気付いたら朝から蝉の声が降り注ぐ毎日です。

家のガレージに、蝉の抜け殻がついていました。

地上から10cmもない所だったので、こんな低いところで脱皮したのかと思いましたが、ガレージ周辺はコンクリートです。

土のあるところは少し離れていて、明け方そこから這い出て、登ってきたようです。

私たちにしてみれば、数歩の距離で、段差だって大したことはありませんが、蝉の幼虫にしてみれば、長い長い道程だったでしょう。

同じように土から離れたところで蝉の抜け殻を見かける事があり、生きる力というのはすごいなと感心させられました。

地下での生活を終え、明るい空へ旅立ったのであろう蝉たちが、日本の夏の風物詩となり、今日も僕の目覚ましとなってくれています。


大澤