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骨斗のとてとて道中

本田骨斗(本名 HONDA Hornet600S) が養い親とのんびりマイペースであちこち走りながら絆を深めていく日常。

たなけんが新加入したバンドのTwitterに書いてあった

 

「ex RoughMutts」

 

exは「元〜」という意味でバンドよりは

元カノ、元カレみたいな感じで使う事が多い。

exという接頭辞は「外へ」という意味があり、

exをバンド名の前に付けるとどちらかというと

追い出された感はぬぐえない。

 

このアルファベット2文字の持つ破壊力は思った以上で、

このショックまで計算した上でのツイートであればもはやあっぱれとしか言いようがない。

 

1月6日のライブにしてもかなり早くにブッキングを打診してくるハコなので、

きっとずいぶん前から決まってたんだろう。

 

いつから水面下で動いてた?

怒りはたなけんではなく、あっちのバンドに向けてたまる一方。

 

そして、別の友達バンドからも問い合わせが来る。

 

「たなけん辞めたんすか?

何かTwitter見てたら元ラフマッツとか書いてあるし・・・」

 

ほれみろプンプン

これがSNSの怖さ。

そしてexの破壊力。

たなけんは「間違いです」と言ったが、遠からず間違いではなくなるだろう。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

ミーティング場所の喫茶店に待ち合わせ時間より早く行ったら

すでにたなけんがバイクで来ていた。

親方を待ちながらしばしバイクトーク。

本題には踏み込めないあせる

 

やがて親方が来て、3人で席に着いてからたなけんを見ると

なんだか憔悴した顔をしてる。夜勤明けやったっけ?

 

コーヒーを注文してから意を決して話を切り出した。

「で?いつからああいう話になってたん?」

正直、今さら聞いたところでどうしようもない事だが、

話のきっかけとして聞いてみた。

 

「それなんですけど・・・実は」

 

そこから一気に彼はいろいろな事を吐き出してくれた。

 

 

あっちのバンドのドラマーが仕事の関係でどうしても土曜日はできないので、

シフトが合う時だけ土曜日のライブ叩いてくれるか?

と言われて、ヘルプのつもりで軽くOKしたら、

勝手に新メンバーとして発表されてしまったこと。

 

プロ志向バンドなので、練習で山ほどダメ出しを喰らい、

今までの自分のドラミングを全否定されて完全に自信喪失したこと。

 

全然楽しく叩けないし、もうバンドどころかドラムもやめてしまいたいとまで

思いつめていたこと。

 

SNSはやりたくないのにTwitterアカウントを作らされ、

集客の為のツイートを強要されてて嫌なこと。

 

何をしていても辛くて、ご飯も喉を通らずひたすら酒浸りの日々だったこと。

 

 

てっきりあっちのバンドが楽しくて仕方ないんだろうと思い込んでいた

我々フロント2人はただただびっくりポーン

 

 

「ちゃんと謝って話しようと思ってたんで・・・」

 

そっか、だからミーティングを持ちかけたら即OKしたのか。

 

彼がプロ志向ならば、そもそもうちに加入する前にやっていたバンドで

そのまま叩いていただろう。

 

けれども彼は地元で仕事をしながら、家族を大事にしながら

楽しんでバンドを続けたいと今のスタンスを選んだ。

今さらプロ志向の厳しい練習に耐える必要なんかない。

 

うちでまた楽しく叩いて楽しくライブやって楽しくお酒飲んだらええやんウインク

 

「それがいいです、僕はぬるま湯でいいんです。

 褒められて伸びるタイプなんで笑」

 

うん、せいぜい甘やかしてあげるから一緒に楽しくやろ音譜

 

 

私だって他のメンバーにダメ出しする事はある。

リズムキープできないドラムとやった時は

イライラして怒涛のダメ出しをした過去もある。

 

でも歌をどれだけ人に届けられるか、伝えられるかというのは

結局は歌い手としての自分の力量にかかってると思うので、

そこを他メンに責任負ってもらおうとは思わない。

 

まあ考え方の違いだが。。。

 

たなけんのドラムは気持ちよくギターを鳴らせるから好きだ。

突っ走る親方のベースにもちゃんとついていく。

勘がいいから、新曲を持っていってもすぐにこちらの意図を読み取って

思った以上のドラミングで応えてくれる。

 

ライブに行ったら下戸の我々2人に代わって

対バンのメンバーさんやお客さんと楽しくお酒も飲める。

行き帰りの車内では後部座席でイビキを轟かせる親方と違い、

寝る時は仮死状態になって静かな事この上ない照れ

 

彼さえ叩いてくれたらもう何も言う事はない。

 

完全に諦めていただけに、またこのメンバーでやれる!!!

という喜びは無上の幸福感をもたらしたラブ

 

早速その場で次のスタジオを予約して、

ライブもいつブッキングを頼むかという話をしたり。

 

雨降って地固まる、とはまさにこの事。

7年前の12月、正式加入してもらったけど

奇しくもまた12月。

気持ちも新たに今後ともよろしく合格

 

 

そして今まで全然出来なかった曲が

ポンポン出てくるようになったニヤリ

来年は再スタート気分で楽しんでくぜグラサン

 

 

 

 

 

長々と書いてしまったけど、読んでくださった方、ありがとうございますおねがい

一度はバンド存続の危機まで行ったけど、

結果としてはいい方向に収まりそうなんで、

またRoughMuttsをよろしくお願いしMuttsニコ