私があまり観光したことがないのが宇治です。
京都在住の時に仕事で何十回も来たのですが、いつも忙しくて
平等院を見たぐらいでゆっくり散策したことがありません。
なので今回、歩いて回ってみました。
宇治橋から見た宇治川
京都にある17ヶ所の世界遺産のひとつ
紫式部が亡くなってから間もなく建てられたんですね。
宇治神社
宇治十帖の像と朝霧橋
極楽浄土を再現した平等院鳳凰堂
こちらも京都の世界遺産の一つです。
平等院前のますだ本舗で休憩
宇治抹茶アフォガードをいただきました
イタリア発祥のデザートとして有名なアフォガードを抹茶で和風アレンジしました。
濃厚で香り豊かな抹茶の苦味と冷たい抹茶アイスクリームが奏でる芳醇な味わいをお楽しみください。
大正元年1912年創業です。
そしてはじめて源氏物語ミュージアムに行きました。
源氏物語を再現していると言うことで楽しみにしていました。
空蝉と軒端荻(のきばのおぎ)が碁を打っているところを御簾越しに源氏が垣間見る場面
平安貴族が、移動に利用した「牛車」(ぎっしゃ)
牛が引く貴族の乗り物。貴族たちの社会的地位を表す面もありました。
一般的なのは下級貴族も乗車するこの網代車(あじろぐるま)。
このほかに、牛車最大の唐車(からのくるま)や、大型車の檳榔毛車(びろうげのくるま)などもありました。
橘の小島の色は変はじをこの浮舟ぞ行方知られぬ
有明の月の下で楽を奏でる大君と中の君の姉妹を御簾越しに垣間見する薫
ここのミュージアムでは“垣間見る”ということの説明に力を入れていました。
源氏物語の鍵ともなってますしね。
平安時代の貴族の女性は、成人すると基本的に、父親や兄弟であっても男性に顔を見せることはありませんでした。しかし偶然、男性が垣根などの外から女性の姿を見てしまい、恋心を抱いてしまうことがありました。これが垣間見です。
平安貴族の生活に思いを馳せながら
とても静かにゆっくりと見て回ることができました。
源氏物語ミュージアムのカフェ「雲上茶寮」で、ミニパフェと抹茶ラテをいただきました
ミニパフェは、「源氏物語ミュージアム」のエントランスガーデンや平安時代の州浜をイメージしたボウルパフェを小さくしたものです。
とても丁寧に作ってくれました。これは注文してから作ってくれるので、結構手間がかかりますよね。
宇治川沿いのさわらびの道を歩くと、
タイムスリップしたような気がします。
宇治を散策しながら、
源氏物語に描かれた平安時代の雰囲気を垣間見ることができました。