用事ついでに立ち寄った紀伊国屋で立ち読み。
引退した阪神赤星さんの『決断』を読んだ。

大好きな選手だったので読み入ってしまい、目頭が熱くなった。
社会人からプロの世界に入り、小さな身体をスピードで補って
レギュラーを獲得。怪我を厭わない全力プレーでチームを鼓舞し、
選手会長としてチームを支え続けた。
障害者に盗塁の数だけ車いすを送る優しい心を持った人、
「契約更改では年俸よりも、甲子園球場のバリアフリー化にどれ
だけ投資するのか?」
をいつも話あっていたとか。
まだ33歳だった。レッド。
読み終えたときは阪神球団の功労者・赤星に対する扱いに強い
疑問を感じた。悔しかった。
もう一度同じ怪我をすると選手生命はおろか、日常生活、命の
危険もあるのはわかる。それを心配する親心もわかる。
手術に成功しても100%に戻れなかったかもしれない。
でも身体をはってチームに貢献し続けた功労者、
100%プレーできなければ自ら引退する覚悟を持つプロ意識を持つ
人ではなかったか。
それがわかっているなら、なぜ球団側から引退勧告をするのか。
例え試合に二度と出られなくても、手術にチャレンジさせる、
給料を払わなくても野球人生のピリオドを自分でうたせてあげる
配慮がなぜないのか。
今までの貢献に、本人に退路を選ばせること、で応えるべきだと
思った。
引退の話を持ちかけられたときは、チームから裏切られた、
なぜチームがそんなことを?と思ったのではないか。
引退会見の晴れ晴れした顔を思い出し、更に悲しくなった。
自分の中で整理をされたんだと思う。区切りもつけたんだろう。
でも、そのトリガが「本人」になかったことが残念でならない。
野球人としてではなく、一人の人間として、赤星さんの生き方は
素敵だと思った。また新しい道で頑張ってほしい。
阪神は鳥谷が支えてくれることに期待する!!